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さがみはら中央区 教育

公開日:2025.10.09

富士見小4年生
地域の花でスワッグ作り
花壇再生Pの一環で

  • 警察署前の千日紅を観察する児童(写真上)、スワッグ作り(写真下)

 市立富士見小学校の4年生は今年、総合学習の時間を使い学校内の花壇の再生に取り組んでいる。その活動の一環で9月25日、市役所さくら通りの花壇の整備などを行うF・Cボランティア(伊藤紀子代表)のもとを訪れ、同ボランティアが栽培した千日紅をもらい、植物を束ねた壁飾り「スワッグ」を作った。

 スワッグ作りに先立ち、児童らは同ボランティアの活動の様子を見学。代表の伊藤さんから制作に向けての千日紅の選び方や今年の生育状況などの話を聞いた。

 教室に戻り、各自が選んだ千日紅をまとめてスワッグを作成。花束の丈の調整やリボン結びなど慣れない作業に苦戦しながらも、オリジナルのスワッグを完成させた。講師を務めた和田恵美さんは「上手にできている。世界に一つしかないものを作れたかな」と話した。

全校の笑顔のために

 小学校の総合的な学習の時間は、横断的な内容について児童が自発的に学習・探求する授業。4年生の児童は「学校を良くしたい」という思いを起点に校内や地域に目を向け探求する内容を探す中で、同校の花壇があまり整備されていないことに気が付き、花壇の再生を年間のテーマに設定した。「毎朝必ず目にする花壇をきれいにすれば、全校児童や地域に笑顔を届けられる」と4年1組の荻野吏沙教諭は話す。

 F・Cボランティアとの関わりも、教員や児童らだけでは知識や実績が乏しいということで学校側からサポートを依頼した。「地域で活動する本物の人たちと関わることで児童の自発性も強くなる」と荻野教諭。今後は各クラスに分かれ、クラスごとの意見をもとに花壇再生を進めていく。

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