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さがみはら中央区 スポーツ

公開日:2025.10.30

全日本M(マスターズ)で団体初優勝
ジョイスポーツクラブ相模原

  • (左から)黒木さん、菅井さん、津堅さん、田口さん、春山さん(写真はジョイスポーツクラブ相模原提供)

 宮下にある体操教室「ジョイスポーツクラブ相模原」が9月に開催された「第58回全日本マスターズ体操競技選手権大会」男子マスターズで、クラブ初の快挙となる団体優勝を果たした。発起人である春山黎さんは「8年間の継続が実を結び嬉しく、また本格的な競技時代よりも楽しく感じている」と振り返る。

 同大会は年齢を問わず幅広い世代が参加する大会で、年に一度開催される。今年は新潟県で行われ、全国から総勢45団体346人が出場した。

 同クラブの男子団体メンバーは、指導員の黒木翔斗さん、田口洸太郎さん、そして一般開放利用者の春山さん、津堅修さん、菅井尚英さんの5人。2018年、春山さんが高校の後輩である田口さんを誘ったことがきっかけとなり、初めて出場した。メンバーの入れ替わりを経て昨年現メンバーとなり、準優勝。8回目の挑戦となった今年、長年目標としていた団体優勝を達成した。田口さんは「最後の種目(あん馬)で思うような演技ができず不安があったので、優勝が決まった瞬間はほっとした。今でも思い出すと涙が出そうな感覚があります」と喜びを語る。

「全員でバトンつないだ」

 「みんなでバトンをつなぎ切って優勝することができた」と田口さん。団体では各種目でチーム内の上位3人の得点が採用されるため、3人以上が大きなミスをすると高得点を出すことが難しくなってしまうという。津堅さんも「団体優勝を味わえたのは、チーム全員のおかげ。多少のミスも補い合うことのできる、底力のあるチーム」と話す。

 黒木さんはつり輪の種目で自身初、出場者の中で唯一の10点満点を獲得。種目別の個人優勝に輝いた。「僕はつり輪が最初の種目だった。得意としているのでもちろんいつも満点を狙っていますが、少しでも着地がズレたら満点にはならない。そこで初めて満点が出て、いきなりトップギアというか気持ちが上がった。その後は冷静に落ち着いて演技に集中することができた」と振り返る。

「体操が好き」

 働きながら体操を続ける5人。全員が揃うことは少ないが、共通するのは「体操をやりたい」という強い思いという。「僕たちは、若い時に活躍した選手が『まだできる』というのとは少し違う。働きながら続けるくらい『体操が好き』なメンバーが集まっている。身体が動く限り続けたいです」と黒木さん。菅井さんは今回の大会で「自分の好きなものを続けていくことの大切さを改めて実感できた」と話す。

 2027年には国際マスターズが日本で開催される予定。田口さんは「大人になるとこういう空気感はなかなか味わえない。これからも続けていきたい」と意気込みを語った。

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