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さがみはら中央区 スポーツ

公開日:2025.11.06

中高生に学ぶ機会提供
淵野辺製造業 SC企画に参画

  • SC相模原みらい塾の様子=同社提供

  • メンターとしてプログラムに協力した、富士HDのスタッフ=同社提供。10月1日、タウンニュースの取材に対応した▼「中高生は受験などで正解を出すことを求められている。ただ、社会には正解がよくわからないものもある。そういったものに対応する力を身に付けてくれれば」(小坂壮一朗さん=写真右)▼「ロジカルシンキングなど難しいところもあったと思うが、一つひとつ砕いていくと簡単に見えるものもある。将来に役立ててもらえたら」(尾崎温子さん=中央)▼「すでに部活などで頑張っている中、今回それ以外の活動としてチャレンジしてくれた子もいました。大人になって『あの時やっておいてよかった』と振り返ることができるような機会になれば」(三輪ゆりさん=左)

次世代リーダー育成 

 厨房機器製造・販売の富士ホールディングス株式会社(中央区淵野辺)はこの夏、地域貢献の一貫として地元Jリーグクラブ「SC相模原」が主催する中高生を対象とした次世代リーダー育成ワークショップ(SC相模原みらい塾)に参画した。

 同社は2018年からクラブのスポンサーを務めており、今シーズンからゴールドパートナーとして支援を強化している。そのような中、クラブが展開する社会課題の解決をめざすプロジェクト(ジモトアイプロジェクト)の中で、同社は次世代リーダー養成プログラムの考えに賛同し参画することとした。「60年、相模原で事業を続けさせていただいており、地域の未来を支える人材の育成に関心がありました」と担当者は説明する。

 プログラムの設計はクラブの親会社である、IT企業大手の株式会社ディー・エヌ・エーが社内研修向けに使用している要素を参考にしつつ、中高生向けにカスタマイズしたもの。プログラムは7、8月の4日間にわたり市内外の各会場で実施され初日は同社が会場に。「クラブの来場者を増やす」ことをテーマに、論理的、かつ自律的な思考能力を学ぶ内容となった。同社から3人がメンターとして参加した。

成長の姿見た

 プログラムを振り返り、参加した中高生からは「いろいろな人の意見を聞くことができ、新しい視点に気が付くことができた」「資料作成が授業で生かせそう」「最終日のプレゼンでは自分に足りていない視点を見つけることができた」などの声が聞かれ、クラブは「論理的、自律的思考を身に付けるきっかけを与えることができた」と評価した。

 同社は「4日間で成長した姿を見ることができた。最後は大人からの質問にもしっかり答えることができていた。この経験をもとに、いろいろな場面でリーダーシップを発揮していってもらいたい。また、学んだことはぜひ周りの友達にも伝えてほしい」とコメントした。

 なお、同社は地域の清掃活動や子どもの学習支援など積極的に地域貢献活動を行っている。

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