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さがみはら中央区 社会

公開日:2025.11.06

市内学生ら
児童虐待防止グッズ作成
「味方がここにいるよ」

  • 本村市長(前列左から2番目)と学生、生徒たち

 全国的に虐待が疑われる児童数が増加傾向にある中、相模女子大学と同大学高等部、和泉短期大学の学生らがこのほど、児童虐待の防止に向けて啓発グッズを作成した。10月22日に市役所本庁舎を訪れ、本村賢太郎市長に取り組みを報告した。

 相模原市では毎年児童虐待防止推進月間の11月、啓発グッズ配布などのキャンペーン活動を展開している。今年は初の試みとして、相模女子大学人間社会学部の学生たちがグッズの選定から関わることになった。

 学生たちは「捨てられずに使ってもらえるものを」との思いを込めてウェットティッシュとアイマスクを選び、「聴かせてあなたの声を 守りたいあなたのこころ」というメッセージをデザインに組み込んだ。同大学2年生の清水歩奈さんは「夏休み頃からたくさん話し合い、親を啓発のターゲットに決めた。SOSを出せる世の中になってほしい、あなたの味方がここにいるよという思いをメッセージに込めた」と話した。

リボン1700個

 「児童福祉学科」を設置している和泉短期大学は児童虐待防止のシンボルカラーであるオレンジのリボンを作り、毎年市に寄付している。

 今年は相模女子大学高等部と一緒に1700個のリボンを作成。同短大を代表して市役所を訪ねた2年生の小泉奈那さんは、幼稚園への就職が決まったものの虐待が減っていない現状を憂う。「子どもの健康状態に目を向け、保護者の悩みに寄り添えるようになりたい」と展望を語った。

 作成された啓発グッズ200セットとオレンジリボンは、学園祭やJリーグクラブ・SC相模原の試合会場などで配布される予定。

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