さがみはら中央区 教育
公開日:2025.11.13
生成AI先進校
授業での活用術 一冊に
中野中(緑区)教員らが書籍執筆
文部科学省の「リーディングDXスクール事業」指定校である市立中野中学校(小磯滋校長)の教員らが10月29日、教育委員会を訪れ、執筆した書籍「AIと仲間と学び合う 生成AI×対話×仲間=新たな学びの領域へ」(明治図書出版)=画像=を細川恵教育長に手渡した。
AIリテラシー格差
生成AIの授業活用は、個別学習支援や教材作成支援など教育の質の向上に繋がる一方で、学校間・地域間で活用状況に大きな格差が生じており、新たな教育格差を広げる懸念が指摘されている。
これから教育現場に生成AIを導入しようとする人たちの一助になればと筆を執ったのは、同校で保健体育を教える梅野哲総括教諭、認知科学・学習科学・教育工学を専門とする青山学院大学の益川弘如教授、日本体育大学児童スポーツ教育学部の豊田大登特任助教の3人。書籍はパイロット校での試行錯誤の中で生まれた具体的な実践など6つの章で構成されている。
生成AI意味付ける
小磯校長と梅野総括教諭、豊田特任助教はこの日、細川教育長と面談。同校での取り組みやAI教育を取り巻く環境などに関して意見を交わした。
書籍を中心となりまとめ上げた梅野教諭は「生成AIは、私たち教師に変革のチャンスを与え、生徒の『学びたい』を刺激する――あなた自身が意味付ける『◯◯』となります。『◯◯』というのは、生成AIを活用する人が生成AIに位置付けをするため、何にでも変わる」と話した。
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