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さがみはら中央区 教育

公開日:2025.11.20

富士見小6年3組
「学校にプラネタリウムを」
専門家招き改良方法を相談

  • 制作中のプラネタリウムの中で、星を映す仕組みについて説明する児童たち

  • 大川さんと山口さんが星やプラネタリウムについて解説した

 市立博物館のプラネタリウムが今夏リニューアルしたことを受けて、富士見小学校6年3組の児童7人が現在、手作りのプラネタリウムを校内に設置しようと学習に取り組んでいる。11月12日には宇宙やプラネタリウムに携わる大人たちを学校に招き、改良へ向けたアドバイスを受けた。全校児童が楽しめるよう、年度内の完成をめざしているという。

 制作中のプラネタリウムは、骨組みと布製の屋根でできた2メートル四方ほどのテントを活用したもの。同校の学校運営協議会の会長で、「中央地区子どもと大人共に学ぶ宇宙教室」実行委員長でもある牛尾良一さんが学校を訪れた際にテントの存在に気付き、協力を提案。宇宙・天文解説者でJAXA職員としても活躍する大川拓也さんと、箱根町を拠点に出張プラネタリウムを実施している「おさんぽ星」の山口珠美代表の訪問が実現した。

 3人が段ボールで覆われたテントに入ると、児童が細かい穴の開いた画用紙を屋根に重ねた。外からライトを当てると暗闇に星座が浮かび上がり、大人たちは「すごい!」「キラキラしてきれいだね」と大興奮。児童たちは手作りドームの中でこれまでの試行錯誤の道のりを説明し、星の映し方や構造について相談。大人たちの意見に真剣に耳を傾けていた。

 最後に大川さんがプラネタリウムの仕組みや歴史について解説。児童の一人は「星が好きなのは自分だけじゃないんだと思った」と大人たちの情熱に驚きながらも、「もっと改良したい」と意気込みを語った。

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