さがみはら中央区 スポーツ
公開日:2025.11.25
アメフト相模原ライズ
富士通F(フロンティアーズ)に力負け
「日本一」への挑戦は来年に
アメリカンフットボール・Xリーグの最高峰を決めるライスボウルトーナメントは11月23日、準々決勝が行われ、ノジマ相模原ライズは富士通スタジアム川崎で強豪・富士通フロンティアーズと対戦したが、28対42で敗れ、今シーズンの戦いを終えた。序盤の大量失点が響き苦しい展開となったが、QBカート・パランデック選手を中心とした後半の猛追は見事だった。
ミスが命取りに
試合は立ち上がりから相手ペースで進んだ。第1Q早々、ライズは敵陣深くまで攻め込む絶好の機会を得るも、パスをインターセプトされ得点のチャンスを逃してしまう。その直後のディフェンスで、富士通に80ヤードのロングドライブを許し、先制点を献上した。
第2Qに入っても富士通の勢いは止まらず、ロングパスで追加点を奪われると、続くシリーズでも67ヤードのドライブを許し、その差は21点と苦しい展開に。
前半終了間際、一矢報いる
前半残り3分、ライズは意地を見せる。QBパランデック選手を中心にパスを繋ぎ、75ヤードをドライブ。最後はパランデック選手からRB吉澤祥選手へのパスでタッチダウンを奪い、7対21として前半を折り返した。
壮絶な点の奪い合い
後半に入っても、富士通オフェンスの猛攻は続き、すぐさまタッチダウンを奪われ7対28と再び突き放される。点差を広げられたくないライズは、直後のオフェンスで反撃。QBパランデック選手からTE定成吉輝選手へ32ヤードのパスが通りタッチダウン。14対28とする。
ライズが追い上げるが、富士通もすぐにタッチダウンを取り返し、第3Q終了時には14対35と点差は広がった。
第4Q、ライズはQBパランデック選手自らのランでタッチダウンを決め望みを繋ぐ。しかし、ここでも富士通のパスが決まり加点。21対42と勝負を決定づけられた。
執念の追い上げも
試合残り時間4分を切り、後がないライズは、QBパランデック選手からWRテイ・カニンガム選手へのロングパスで再びタッチダウンを奪い、28対42と14点差まで追い上げる執念を見せた。
残り2分で再びオフェンスにボールが回ってきたが、富士通の強固なディフェンスに阻まれ、追加点を奪えずタイムアップ。ライスボウル進出への挑戦は、この準々決勝で幕を閉じた。
この日の敗戦により、ライズの今シーズンの全日程が終了した。「日本一」への挑戦は来年へと持ち越された。
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