さがみはら中央区 社会
公開日:2025.11.27
JTと市
受動喫煙防止対策推進へ
「吸う人」「吸わない人」共生めざし
相模原市と日本たばこ産業株式会社(JT)は11月20日、喫煙環境の整備などに関する連携協定を結んだ。喫煙マナー向上や公衆喫煙所整備など、喫煙者と非喫煙者の共存に向けた取り組みを強化する。
同市では2012年秋に「路上喫煙の防止に関する条例」を施行。現在はJR相模原駅・橋本駅周辺・小田急線の相模大野駅周辺が路上喫煙重点禁止地区に指定されている。JTは「吸う人」と「吸わない人」の共生を目的に市内の駅などに喫煙所を設置している。
この日は神奈川支社の岡村眞人支社長と本村賢太郎市長が署名し協定を締結した。今回の協定には▽環境美化▽喫煙マナー▽喫煙環境の整備▽その他の4つの連携事項が盛り込まれている。
3つ目の「喫煙環境」については駅前などに設けられている既設の喫煙所の改修が含まれる。現在、高性能な換気設備やエアカーテンなどを備えて煙や臭いが外に漏れにくいよう設計されているが、受動喫煙防止への配慮からパーテーションを高くする計画だという。さらに入口をクランク形状にするなど受動喫煙防止を進める。
岡村支社長は「安全安心で快適なまちづくりについて、喫煙環境の整備などを通じて少しでも貢献できればと思う」とし、本村市長は「県内初の日本たばこ産業との連携協定ということで大変うれしく思う。今後もたばこを吸う人も吸わない人も、誰一人取り残さない市政を作っていくためにも、意見交換をしながら取り組みを進めていきたい」と話した。
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