戻る

さがみはら中央区 経済

公開日:2025.12.04

きらぼし銀行が交流の場に
「人をつなぎ、相模原に尽くす」

  • あいさつに立つ三浦常務

  • 講演する菅野さん

 きらぼし銀行相模原センタービル(中央区相模原)で11月18日、「事業承継セミナー及びお客様交流会」が開催され、市内企業を中心に60社以上の経営者らが一堂に会した=写真。株式会社きらぼし銀行相模原支社(山崎直人支社長)が主催したもので、参加者はM&Aを含む事業承継をめぐる支援や業界の動向について理解を深めつつ、業種の垣根を超えて交流を楽しんだ。

「第2の本店」

 きらぼし銀行は昨年2月にJR相模原駅南口のさがみ夢大通り沿いに同ビルを開業。東京都港区の本社に次ぐ「第2の本店」と位置付け、各機能を集約している。今回の催しは、市内の経営者の交流の場として新たなビジネス創出や人脈拡大につなげてほしいとの思いで企画したという。

 冒頭あいさつに立った(株)東京きらぼしフィナンシャルグループの三浦毅取締役常務執行役員は「相模原が私たちのホームタウンだという思い。地域の発展のためには皆様の社業の益々の発展が欠かせない。その発展のために皆様を『つなぐ』ということが一つのコンセプト」とし、「地域の発展あってこそのきらぼし」と強調した。

「地域のハブに」

 セミナーでは、同社グループ企業・きらぼしコンサルティングのエグゼクティブヴァイスプレジデント、菅野伸和さんが登壇。M&A支援に携わり30年以上という豊富な経験に基づき、日本と海外における事業承継の動向やコンサルティングについて具体的な事例も交えて解説した。その後の交流会では、和やかな雰囲気の中、業種の垣根を越えて活発に情報交換が行われた。

 参加した株式会社サーティーフォー(緑区橋本)の唐橋和男代表取締役会長兼社長は、「こういった場は地場の企業が前に進んでいくために重要。企業同士の情報交換ができることで地域に還元できる。地域のハブとして今後も期待したい」と思いを語った。ブックオフコーポレーション株式会社(南区古淵)の担当者も「自社の事業を知ってもらう場として活用できる」と話し、地域事業者の連携を深める貴重な機会となったことがうかがえた。

南口ビルにも新施設

 旧八千代銀行の時代から市内に拠点を充実させており、営業基盤が強かった同行。同ビルに続き、今年10月には相模原南口ビルに「きらぼしDigitalラボSAGAMIHARA」を開業。両拠点合わせて1000人以上の職員が配置されるという。山崎支社長は「グループとして経営者の皆様の悩みに対応できる仕組みがある。それを知っていただけたら。グループのパーパスは『TOKYOに、つくそう。』。行政とのタイアップも含めて、地域の人をつなぐ存在として、相模原に尽くしたい」と話している。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

さがみはら中央区 ローカルニュースの新着記事

さがみはら中央区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS