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さがみはら中央区 文化

公開日:2026.01.22

当麻東原古墳
当麻に「馬塚」伝説
過去に馬具などが見つかる

  • 博物館に展示されている馬の鐙

 今年の干支である「午」に関する地名や話題が市内にも数多く存在する。

 その中でも、JR原当麻駅近くの当麻東原公園(南区当麻840)内にある当麻東原古墳は、馬が埋められていたという伝承から「馬塚」や「名馬塚」と呼ばれており、発掘調査で馬具の一部が見つかっている。

「鐙(あぶみ)」が出土

 当麻東原古墳は7世紀頃に相模川低地を望む段丘の縁に築かれたと考えられている円墳。墳丘は直径約16メートル、高さ約3メートルで、周囲に幅2メートルの溝がめぐっていたという。

 1989年から90年の調査では馬具や装飾品など400点が出土。馬に乗る際に足を乗せる「鐙」が見つかっている。この鐙は相模原市指定有形文化財になっており現在、相模原市立博物館(高根)に展示されている。

地元では「名馬塚」

 同館の担当者によれば「古墳に葬られていたのは馬ではなく権力者。当時の庶民は馬に乗ることがなかったため、古墳は馬に乗って武器で戦う権力者の墓。鐙はあくまでお供えで、実際に権力者が使っていたかどうかは分からない」と分析する。

 同古墳は名馬が埋められているという伝承により、地元から「名馬塚」や「馬塚」と呼ばれていた。「相模原民話伝説集」には「馬の命日に鈴の音が鳴っていた」という記載もある。

 市内にはこのほかにも「馬坂」や「牧」、「馬石」などといった馬を連想する地名が存在している。

 市内の歴史について研究を続ける相模原市郷土懇話会の大貫英明さんはによれば「山に囲まれた相模原市には昔からたくさんの馬がいたため、馬のつく地名が残っているのではないだろうか」という。

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