ヒップホップミュージックグループ『シミラボ』リーダー「QN」こと 立谷(たちや) 一成(かずなり)さん 南区双葉在住 21歳
”染みる”フロウ 世界に照準
○…カールヘアに甘いマスク、そして色褪せたブルーデニム…まるでロックアイドルのような扮装(いでたち)。「ヒップホップを歌うから、敢えて細身のロックな格好をしてみたり。そういう何か”思わせる”ことは好きですね」。日本のHH(ヒップホップ)シーンにおける若手の超有望株。ふとYouTubeにUPした一曲がきっかけで、その才能は全国に知れ渡った。昨年7月にインディーズデビュー。11月にはグループの2枚目のアルバムを発表する。
○…”いつもヘッドフォンをしている奴”。高校時代は周りからそう見られていた。地元の中学校では吹奏楽部に所属。当時スカが好きだったこともあり、チューバを担当。その頃、姉の影響でHHを聴き始める。父親の仕事を手伝い、お金をため、音楽機材を購入。中3でDJデビューを果たした。「ほとんどオタクです」。自宅にある6,000枚のレコードからフレーズを拝借し、トラック(楽曲)を作り出す。フロウ(節回し)を考え自宅でメンバーと録音。ストックは60曲以上にのぼる。
○…平日は区内のリサイクルショップに勤務。一日中好みの音楽を聴きながら車を走らせる。お気に入りはザ・フー、キュアなどのニューウェイブ系、カンなどのプログレッシブ音楽。家に帰ると、レコードをまわし、トラックづくり。普段は渋谷、町田などのべニューでライブ/DJ活動。今年は地方ツアーも行い、先日は横浜での脱原発イベントにもソロ出演した。
○…地元をテーマとした曲も存在する。グループのPVには、南区の様々な風景も見られる。よく訪れるという相模大野のイメージは「狭い」。広い視野をもてば、それがいかに小さいことかわかるもの。現在は2年後の海外デビューを目指し、英語を学び軍資金を集める。「HHが良いのは自由なところ。歌う内容も、使う楽器も、曲のテンポも決まりがない」。♪Don't touch me.「自分の上に何かがあるのがいやなんですよ」。
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「共にささえあい 生きる社会」相模原市は、全ての人が共に支えあって生きる共生社会の実現を目指しています。 https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/fukushi/1026641/1012901.html |
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