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ロンドン五輪 注目は"南区女子3名" 新星、なでしこ、フェアリー

スポーツ

公開:2012年7月19日

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 全員女子、しかも全員南区発!目前に迫ったロンドン五輪に、”市内から”は南区出身・在住・在学の3人が出場する(市ゆかりは7人)。市民はぜひ南区女子3名に注目を。

 6月の選考大会で優勝候補・福士加代子選手を抜き、代表の座を手にした”女子1万mの新星”。南区西大沼出身の吉川美香選手(27、横浜市都筑区/パナソニック所属)は、五輪で同種目に出場する。ひまわり幼稚園(東大沼)、双葉小(双葉)、麻溝台中(麻溝台)に通った生粋のさがみっ子だ。

 「まったく予想していませんでした」と母・和子さん(65)は娘の五輪出場に驚く。美香選手は吉川家の次女として誕生。和子さんによると、兄・姉もそろって健脚の持ち主だったそう。「1つの家で3人もリレーのランナーを出しちゃうのね」と、周囲から羨まれることもあったという。

 「小さい頃から気が強くて、負けず嫌いだった」。3、4歳の頃のある日、美香選手は自転車に乗ろうと、ひとりで練習していた。倒れては起き上がりの繰り返し。「家の前で練習していたのですが、泣き声もしないし、助けも求めて来なかった」と、和子さんは後になって”補助輪なし”の自転車に乗る娘に気がついた。

 「普通の女の子に戻っちゃえば」。陸上でうまくいかない娘を見て、和子さんは何度もそう言葉をかけようと思った。けれども、どこまでも陸上にまっすぐな美香選手は、自身が苦しい時も、そんな言葉を掛けさせない雰囲気を身にまとう。”自分がやると決めたら、最後までやり通しなさい”―。それが幼少時代からいわれ続けていた母からの教え。夢舞台の切符は、中学1年の時からコツコツと練習し続けてきた、努力の賜物だ。

 「せっかくの舞台。楽しんで走って欲しい」。和子さんは、現地で声援を送る。

「一番いい色を」

 昨年7月のドイツ・ワールドカップ優勝で一躍ヒロインの1人となった、サッカー女子日本代表”なでしこジャパン”のDF・岩清水梓選手(南区若松、25/日テレ・ベレーザ所属)も五輪メンバーに選出された。

 今月はじめには、市庁舎を訪れた岩清水選手。「一番いい色のメダルを取って帰ってきたい」と、意気込みを語っていた。

 また南区当麻にある光明学園相模原高校の3年生・深瀬菜月(なつき)選手も、新体操女子日本代表「フェアリージャパンPOLA」のメンバーに選ばれている。

 深瀬選手は秋田県出身。中学3年で同チームに選抜され、先月末、本大会メンバー6人に正式登録された。

 なお、相模原市からは他にも市内ゆかりの選手が4名出場する。詳細は以下の通り(敬称略)。■海渕(かいふち)萌(26)…カヌースラローム・女子カヤックシングル出場、萌明幼児館カヌークラブ(緑区)出身/片山梨絵(32)…女子マウンテンバイク出場、平成16〜22年市内在住/川澄奈穂美(26)…女子サッカー出場、弥栄西高校出身(現・弥栄高校=中央区弥栄)/中村美里(みさと)(23)…柔道女子52kg級出場、相原中学校(緑区橋本)出身
 

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