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さがみはら南区 人物風土記

公開日:2016.06.09

今年5月に(一社)相模原市幼稚園協会の会長に就任した
川崎 永(ひさし)さん
相武台在住 58歳

嬉々として人の根を育む

 ○…市内43園が加盟、研修や講習、情報交換などを通じて幼児教育を推進する(一社)相模原市幼稚園協会。前年度まで副会長を2期、その前は総務部長を3期。今年度からは会長の任に就く。「協会が掲げる『働いていても幼稚園へ』という理念を強く意識して臨みたい」。預かり保育などをうまく活用すれば、就労と幼児教育の両立は実現できるということを、浸透させていきたい考えだ。また、「情報共有で各園が絆を深め、建学精神を基に発展していくことを望む」と所信を示す。

 ○…学校法人川崎学園「つくしの幼稚園」(南区新磯野)の理事長と園長を兼任。園児の「歩みと挑戦の道のり」を細かく記し「つくしのっ子の里程標(りていひょう)」と名付けた成果帳を毎年企画し構成から編集まで手がける筆マメな一面も。日々更新する園のブログには、子どもたちの成長を嬉々として綴る。卒園生を対象に学習や運動の授業、ハイキング、夏キャンプ、冬スキーなど様々な企画を実施しており、それを自身の「ライフワーク」と位置付ける。

 ○…生まれは南区新戸。幼少の記憶は辺り一面に広がる田園風景。「遊び場といえば田んぼ。あと相模川で泳いだり、鮎や鮒を釣ったり」。新磯小学校、相陽中学校、東海大相模高校から東海大学体育学部へと進学。恩師の影響で出合ったスキーにどっぷりはまり、卒業時にはインストラクターの免許をとるまでの腕に。また、在学中に射止めた夫人は現在、副園長として公私にわたるパートナーとなっている。 

 ○…体を動かすことが大好き。持ち前の運動能力に加えて、「のめりこむ性格」でゴルフもシングルハンディになるまでに腕を磨いた。会話を交わすと、エネルギッシュな言動の中に人情の機微を鋭く捉える眼差しが覗く。「幼稚園は人間が生きていくための根の部分を育てるところ。五感をフルに使い、豊かな経験を通して基礎を培ってほしい」。今日も園児の歩みを見守る。

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