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東海大相模高校出身で、夏の甲子園ベスト4入りを果たした東海大菅生高校野球部の監督を務める 若林 弘泰さん 51歳

掲載号:2017年9月21日号

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「魂の野球」甲子園で輝く

 ○…3年連続決勝戦で敗れていた西東京大会を”4度目の正直”で制し、甲子園でも自慢の強打と投手力を発揮。チームを4強に導いた。躍進の理由は選手の「意識改革」。甲子園出場を目指すのではなく、”日本一”を目標に掲げ、全国を勝ち抜くという強い意志を日頃から選手に植え付けた。「不調な選手がいても全員でカバーした。チーム力がアップした」と輝きを放った教え子たちを称える。

 ○…茅ヶ崎市出身。子どもの頃に横浜市に移り住んだ。小学3年で少年野球チームに入り、投手や捕手などで活躍。区大会で準優勝した経験も。「その当時が自分の野球の原点」と振り返る。中学を卒業すると東海大相模高校へ。名将・原貢監督からは日頃の練習や試合、グラウンド整備の時にも気を抜かず、魂を込めて野球に徹するという心構えを教わった。「試合に勝たせたい、上手にさせたいという情熱が伝われば、選手がそれに応えてくれる」。現役時代に出会った指導者たちの「魂の野球」は、監督になった自分を支えている。

 ○…東海大、社会人野球を経てプロ入りし、中日ドラゴンズで6年間プレー。引退後は運送会社などで勤務した。野球から離れていた頃、高校野球の監督を務める先輩の存在を知って自らも「また野球に携わりたい」と思うように。30代後半で再び大学に通い、教員免許を取得。東海大菅生の教員になり、09年から監督に就いた。「『なりたい』と思うだけで行動を起こしていなかったら、現在の自分はない」。生徒には思いを形にする行動の大切さを伝えたいという。

 ○…子どもは息子が2人。現在は妻とあきる野市の学校近くで暮らす。専門は社会科。歴史の本が好きで、幕末の藩士・高杉晋作の「おもしろきこともなき世をおもしろく」という歌が心に残る。「すべてはやる気。やる気さえあれば不可能はない」。頂点を目指す強い情熱と意志を胸に、「魂の野球」を伝え続ける。
 

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