神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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設立10周年を迎えた「NPO法人音楽センター櫻(おう)の会」の理事長を務める 木下 賢治さん 町田市在住 48歳

公開:2018年7月19日

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節目であり、再出発の年

 ○…活動の方向性を模索してきた10年間。相模原を拠点に活動する「NPO法人音楽センター櫻の会」は市内外で校歌の作曲などを数多く手がけた故・高橋鐵雄さんが「日本古来の音楽を次世代に」と立ち上げたプロの集まり。設立後間もなく、志半ばに高橋さんが逝去し、当時会員最年少ながら後継者に指名された。「なぜ自分が、という思いだった。一番生意気に意見をぶつけていたからかも」と苦笑する。

 ○…自身はピアニスト。中華料理店を営む両親のもと、小学生の頃から、家にあったピアノをおもちゃ代わりに弾いていた。「ピアノを続けてこられたのは、よき師との出会いのおかげ」。小学3年時から村田光弘氏に、国立音楽大学では柳川守氏に師事し、フリーランスとして演奏活動を続けてきた。作曲、後進の指導に多忙な日々を送るが、今も毎日の練習は欠かさない。「音楽は『その人そのもの』が出てしまう。常に進歩していきたい」と、飽くなき向上心を見せる。

 ○…釣り、ドライブ、カメラ、レコード収集と多趣味で、「一番のストレス解消」という料理にも腕をふるう。制作中、閃きを得るのは「水辺」から。伊豆の山小屋にこもって作曲することもあるという。家庭では二児の父で、歌うことが好きな長女とは自宅での「セッション」を楽しむ。

 ○…現在、会は歌声サロンや音楽セラピー、福祉施設への出張演奏などを活動の基盤としている。10年という節目に感じるのは、継続の重要性だ。「音楽でお年寄りの生きがいや楽しみを創り、地域貢献を続けながら、今後は若い世代にもアピールすべく、活動の幅を広げていきたい」と意気込む。次世代を担う子ども達には「どんどん楽器に触れて、歌って、音楽の楽しさを実感してほしい」とメッセージを送った。

「共にささえあい 生きる社会」

相模原市は、全ての人が共に支えあって生きる共生社会の実現を目指しています。

https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/fukushi/1026641/1012901.html

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