さがみはら南区版 掲載号:2018年11月8日号
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共同研究「シーラカンスプロジェクト」で北里大学側の総監督を務める 三宅 裕志さん 逗子市在住 49歳

夢のような時間に感謝

 ○…公益財団法人国際科学振興財団と北里大学海洋生命科学部が行う共同研究「シーラカンスプロジェクト」において、大学側の総監督を務める。11月3日からは学内のアクアリウムラボで、同財団から研究試料として借り受けたシーラカンスの標本展示も開始。学芸員課程の学生らに対し、展示手法などの指導を行ってきた。「興味深い進化の過程なども解説しています。今後も見せ方をブラッシュアップし、多くの子どもたちに足を運んでもらえる展示にしたい」と語る。

 ○…大阪府生まれ。小さい頃から生物好きで、昆虫を捕まえては自宅で飼育してきた。小学生になると叔父の影響で釣りにも目覚め、「気づけば家の中は虫かごと水槽だらけでした」と苦笑する。鹿児島大学理学部生物学科に進学すると、尊敬する教授の影響によりクラゲ類の生態学に没頭。東京大学大学院まで進み、博士課程を修了した。その後は海洋研究開発機構、新江ノ島水族館に勤務。2007年から北里大学に籍を置いている。

 ○…奥様は大学時代の同級生。研究者という仕事柄、国内外を飛び回ることも多いが、長男の出産はちょうど航海と航海の合間で「何とか立ち会えた」と胸をなでおろした。今の息抜きは中学生になった長男とのバスケットボールの1ON1。自身もバスケ経験者でありながら本気で勝負するそうで、「まだまだ負けられません」と笑う。

 ○…カメとサケの産卵が見たい、水族館で働きたい、学者になりたい…、子どもの頃に描いた夢をことごとく叶えてきた。残っていた「恐竜博士」という夢も、今回の研究に携われたことでほぼ叶ったという。「『生きた化石』を扱えるのは、海洋生物学者としては夢のよう。調べ尽くしてみたいですね」と微笑んだ。

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