町田 文化
公開日:2025.12.18
市内で聞いた衝撃&笑ったエピソード【3】
秋葉亭電気釜さんの話
噺に熱が入りすぎ
私は社会人落語サークル「町田落語研究会」のメンバーです。毎月市民フォーラムで行っている定例会「町田落語会」が主な舞台。約100人のお客さんが入っていつも盛況です。
落語を始めたのは4年前。たまたま落語教室をやっているカルチャーセンターの前を通った時、受講生の人が声をかけてくれたのがきっかけです。今では古典、新作を問わずさまざまな演目をやっています。
落語の練習はお客さんの前で話すことが一番です。私はお客さんの反応を見ているうちに「動きを大きくした方がウケが良い」ということに気付きました。落語は座布団の上でやりますが、その気付きを得てからは腕をいっぱいに伸ばしたり、膝立ちになってみたりと、大きく動くことを意識しています。
ある落語会でのこと。私はいつもの通り大きな動きで演じていました。その日はよくウケていたので、どんどん話に熱が入っていきます。しかし、あまりにも大きく動きすぎて高座から落ちてしまったんです。幸い上手く受け身を取れて怪我はしませんでした。そこで私は機転を利かせ、起き上がるととっさに頭を叩いて「大丈夫、怪我(毛が)ありません」と言いました。するとその日一番の笑いが起こったんです。仲間内では「電気釜さん高座落下事件」と呼ばれています。
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