プロ野球ドラフト会議が10月17日に開かれ、東海大相模高校(南区相南)の遠藤成(じょう)選手(3年)が、阪神タイガースから4位で指名を受けた。遠藤選手は「熱烈なファンのいる球団。本拠地の甲子園球場で活躍する姿を見せたい」と早くも意気込んでいる。
父と兄の影響で、小学生から秋田の地で野球を始めた遠藤選手。小学校時代は秋田県大会3位、中学校時代はリトルシニア全国選抜大会に出場した。高校は故郷から遠く離れた東海大相模に進学。寮に住み、野球漬けとなる生活を自ら選んだ。
全国から選手が集まる同校でも1年生からベンチ入り。強肩強打の内野手として、また最速145キロを誇る投手として二刀流で活躍。甲子園にも2度出場し、18歳以下日本代表にも選出された。
ドラフト指名後に開かれた記者会見には秋田県から父・成人さん(47)、母・道代さん(48)も来場。感極まった様子で息子の晴れ姿を見守った。
会見に臨んだ遠藤選手は「指名を受けることができ、ここから新しいスタートが始まる。自分の心をしっかり持って頑張っていきたい」と力強く語った。プロ野球選手になることは、幼い頃からの夢。名前の由来どおり見事に成就させた。
東海大相模野球部には、泥臭さや這い上がろうとする強い心を成長させてもらったと語り、「サガミの誇る『アグレッシブベースボール』を、次のステージでも続けていきたい。プロではショート一本で勝負。子どもたちに目標にしてもらえる選手になりたい」と笑顔を見せた。
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