さがみはら南区版 掲載号:2020年5月28日号 エリアトップへ

新たに相模原市消防団長に就任した 原 和彦さん 中央区東淵野辺在住 60歳

掲載号:2020年5月28日号

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穏やかさの奥に強さ秘め

 ○…「消防団はチームワーク。輪を大切に団員一人ひとりが楽しく消防団人生を送れるようにしたい」。4月1日付で市消防団長に就任。「私でいいのか」と当初戸惑いもあったが、中央方面隊長や団長代理として積み重ねた経験を生かし、団員の環境づくりに尽力しようと決めた。「それが自分の役割。団員にやっていて良かったと感じてもらえるようサポートしていく」と力を込めた。

 ○…地元の高校を卒業後、専門学校を経て横浜のディーラーに入社。メカニックとして修行を積み、実家の整備工場に入った。子どもの時から父が消防団員として活動する姿を目にし「いつか自分も」と感じていた。先輩からの誘いもあり、1987年に入団。当時は非耐火構造の一軒家も多く、週に1度は出動していた。入団5年目の頃、深夜の火災現場で死にかけたことがある。とっさの判断で逃げ出し何とか助かったが、「2次災害を起こさないためにも自分の身を守るのが最優先。それを若い人に伝えていきたい」

 ○…休日は妻と買い物や美術館巡り。仲良しの秘訣を聞くと「ただの荷物もちです」と照れた表情を見せる。学生時代からスポーツ好きで、中でも野球は40歳まで地元の草野球チームに所属して汗を流した。「今は専ら観るほう。年に1回、息子と行くドームが楽しみで」と目を輝かせる。

 ○…火災や災害発生時に一早く情報が入る携帯は必携。地域と連携して行う火災予防運動や訓練、災害時の避難広報活動も大事な団員の仕事だ。最近は手をあげて入団する若い人も増えてきた。「地元の人、相模原に移り住んで来た人、一緒に消防団を盛り上げたい」。穏やかな表情の新団長は、胸の奥に熱い想いを秘め、約1400人の団員と共に邁進する。
 

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