相模原市中学校駅伝大会が10月17日、相模原ギオンスタジアム周辺コースで行われ、相模原中等教育学校(相模大野)陸上競技部=写真=が男女アベック優勝を果たした。陸上競技部の佐良土雪野顧問によると、アベック優勝は同校で初めてだという。
同大会には男女とも、市内から19校の陸上部が参加した。男子は6人(6区)、女子は5人(5区)で競われ、上位5チームが来月開かれる県大会に出場する。
小野選手が区間新の快走
男子(15.99km)は順位が入れ替わる激しい展開。2区の泉琥太朗選手が区間賞の走りで2位に追い上げると、5区の小野竜之介選手が区間新記録の力走でトップに立った。そして、襷を受けたアンカーの山内康士朗選手が粘りの走りを見せ、そのままトップでゴールを駆け抜けた。
区間新の小野選手は、昨年6区でも区間新記録を出しており、2年連続。10月3日に等々力陸上競技場で行われた県中学総合体育大会・陸上競技大会では、3000メートルに出場し優勝を果たしている。
トップ譲らず独走
女子(10.7km)は1区の吉村こころ選手が2年生ながら区間賞でトップに立つと、その後は一度もトップを譲らず優勝。2〜4区を走ったのは短距離の選手。普段から体力をつける練習をしている成果が発揮され、粘りを見せた。
佐良土顧問は「目標立てや練習の詳細など選手同士で意見を出し合いながら練習しているので、それがいい結果につながったと思う」と喜びを表す。
県大会でベスト尽くす
男女とも11月7日(土)に海の公園コース(横浜市金沢区)で開かれる県大会に合わせ、練習に余念がない。
男子部長の遠藤天馬選手は「市で優勝したからには県でも良い結果を残せるようにしたい。チーム6人が個々の力を精一杯発揮できるよう頑張りたい」と話し、女子部長の杉原優羽選手は「女子は3年連続の県大会なので歴代最高タイム、最高順位が出せるよう頑張る。県大会までの残りの期間を大事に、よりチームの団結力を上げて、県大会でも十分に戦っていけるよう全力を尽くします」と意気込む。