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さがみはら南区 社会

公開日:2021.01.14

相模原市出身・冨永愛さんインタビュー(第3回) SDGs
理想は「完全な循環社会」

  • とみなが あい…相模原市出身。17歳の時にニューヨーク・コレクションでデビュー。以降、世界の第一線でトップモデルとして活躍し、そのほかにもさまざまな分野に活動の場を広げている。2011年、公益財団法人ジョイセフアンバサダー、2019年に消費者庁のエシカルライフスタイルSDGs アンバサダーに就任

 国際社会共通の目標「SDGs」について、相模原市出身のトップモデルで、2019年から消費者庁エシカルライフスタイルSDGsアンバサダーとして活動する冨永愛さんのインタビューを第2回に続き紹介する。

地味でも大きな変化に

 ―冨永さんが普段から実践されているSDGsとは何でしょうか。

 「細かく言えば、マイボトルやマイバッグを持ち歩くというのが基本にあって。あとは冷蔵庫の中身を把握してから買い物に行って、できるだけ食品ロスを減らすとか、プラスチックをなるべく減らす、電気をこまめに消す、水を使いすぎない。地味かもしれませんが、多くの人が気にすれば大きな変化になりますよね。ファッションで言うとブランドの背景を知って買い物したりとか、服だけじゃなく物を買うときは長く使えることを意識してチョイスしています」

 ―息子さんともそういう会話はあるのですか。

 「ありますよ。こういった物が今良いよとか、これ知ってる?とか、よく話はします」

 ―息子さんからの提案もあるのですか。

 「息子に限らず若い子たち、10代の子たちって、小さい頃から学校でSDGsじゃなくても環境問題を勉強してきているし、30、40代の人たちの子どもの頃よりも、環境問題ってかなり現実的なものになってきている。そういった勉強をしてきているんですよね。SDGsの活動を通して、学生さんたちとの関わりもありますが、もしかしたら大人より子どもの方が意識は高いのかもしれないと思うことは多々あります。日本のSDGs認知度は2015年には約10%だったのが、最近では約30%になっている。それでも少ないとは思いますが、5年前よりは増えてきていますね」

 ―日本のSDGsの取り組みは遅れているのでしょうか。

 「ビニール袋が有料化されたのは最近で、それだけでも海外のほうが早かったし、やっぱり大きく動き出すのが遅いというか、決定に時間がかかるんでしょうね。これは私の意見ですが、少子化問題が前から問題視されているのにもかかわらず、不妊治療の助成拡充はやっと今年から。もう少し早くからやってほしかったと思う人はたくさんいると思います。国が判断するのに時間がかかるのであれば、地域や都道府県の単位で決断できることをやっていくのが早いのではないかと思ってしまいますよね。相模原市は、再生可能素材を使った簡易宅配ボックスを配布していたり、割と進んでいると思います。自然が多い地域なのでそういうことへの関心が高いのだと思いますが、ゴミ問題にしても、まず家庭での分別が大事だと思いますが、果たしてプラスチックがどれだけリサイクルされているかという疑問もあります。プラじゃないと成り立たない素材もあると思うので、プラはプラで私たちの生活に存在していて良いと思うのですが、要は新しくプラを生産するのではなく、全て循環させてリサイクルしていくシステムさえ確立されればいいと私は思うのです。完全なる循環社会がめざせたらすばらしいですよね」

【第4回へ続く】

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