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さがみはら南区 人物風土記

公開日:2022.01.27

ユニクロのCMに出演するなど、ダンサーとして活躍する
磯崎 紗仁花さん
相模大野在住 22歳

いつでも、ありのままで

 ○…一緒に暮らす女性カップルの日常を柔らかく映し出したユニクロ「エアリズム」のCMに出演。「風通しのいい世界へ」のメッセージと共に、自然な演技で注目を集めた。撮影時は「カメラを意識せず、いつも通りに」との指示しかなかったそうで、「普段どおりの姿が出ているかな」と微笑む。現在もダンサーとして、テレビやPVに出演するなど、活動の幅を広げている。

 ○…父はアメリカ人、母は日本人。ダンサーだった母の影響もあり、気づけばいつも踊っている子どもだった。幼稚園の頃にアメリカから日本に移住。周りとは違う見た目に悩んだこともある。「中学の頃は先輩に目を付けられたりして。だから人前に出るのも苦手でした」。ただ、ダンスだけは別。「楽しかった記憶はほとんどダンスに紐づいている。唯一、格好いい自分を見せられる場所だったから」。小さい頃に思い描いた「夢はダンサー」。その思いは一度も折れなかった。

 ○…ソングリーディング部に所属し、踊りに明け暮れた大学時代。仲間たちと厳しい練習をこなし、世界大会に出場できるところまで上り詰めたが、新型コロナの影響で大会が中止に。「世界の舞台で優勝して、家族や先生、仲間に感謝を伝えたかった」。その夢が目の前でなくなり、失意の日々を過ごす中で一念発起。新たな挑戦として女性カップルを対象としたCM出演者の募集に応募し、その座を射止めた。

 ○…東京2020NIPPONフェスティバルの動画にも出演。そこで様々な人と話す機会を得た。障がい、セクシャリティ、差別など、多くの気づきがあったという。「まだまだ知らないこともいっぱいあるし、知ってほしいこともある。今後は動画配信なども始めてみたいですね」

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