神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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環境大臣が表彰する令和4年度地域環境美化功労者表彰を受彰した 及川 榮一さん 若松在住 78歳

公開:2022年6月30日

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緑豊かな街づくりに貢献

 ○…住民と共に地域の自然保護や清掃活動に従事したとして、地域環境美化功労者に選ばれた。「大したこともしていないのに大げさだよ」と謙遜するが、「表彰していただけるのは嬉しいね」と頬を緩ませる。国道から相模原市慰霊塔に続く参道の花壇に花を植え手入れする作業を続けて約25年、散策する人の目を楽しませてきた。途中からは地域住民と共に四季折々の花を咲かせた。「みんなが参加してくれたから活動を続けられた。表彰は私一人だけのものじゃありません」

 ○…当時の自治会長などと市にかけあい、水仙やカンナ、彼岸花など季節ごとに苗を譲り受け活動をスタートさせた。当初は参道に硬い石があり、花壇にするのに苦労したというが、腐葉土を作り、自宅から水を運んだりと土台作りから始めた。「花が咲いた時の反響は大きかった」。活動は年間250日ほど仕事前に作業にあたった。

 ○…宮城県石巻市の出身。50年ほど前、若松に一軒家を購入して相模原へ。大工職人として働き、宮城にいた両親も呼び寄せた。「ショッキングだった」と振り返るのが、母校が被災し、同級生が亡くなった東日本大震災。すぐに現地に向い4カ月ほどボランティアをした。「花のことは面倒見るからと言ってくれた仲間が頼もしかった」と感謝の気持ちを表す。

 ○…ここ数年の課題は高齢化が進み、活動を思うようにできていないこと。参道の両脇、合計660メートルある花壇の整備には体力が必要で、自然に任せた状態になっている。それでも経験を生かして小学校の花植えを手伝ったり、自宅を花で彩ったりと自分なりの緑化活動に取り組む。「丹沢や城山にでかけ写真撮影をしたりもしてます。自然は素晴らしく、やはり好きなんですね」

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