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さがみはら南区 社会

公開日:2022.11.03

上鶴間の歴史つなぐ道標
「中村遺跡」の説明板設置

  • 菅谷貴子区長(右)、稲毛館長らも現地を見学

  • 島田委員長(右)らてくてくマップ作製に携わった実行委員会のメンバーも参加

 上鶴間地域で見つかった縄文時代の「中村遺跡」を紹介する説明板がこのほど設置された。

 設置の発端は2020年に上鶴間公民館が地域の活性化事業として作成した『歩いて発見かみつるまてくてくマップ』にまで遡る。

 旧上鶴間村にあった遺跡や史跡を紹介するマップは公民館活動に参加している専門委員や運営協議会メンバー、郷土の歴史研究家など8人で実行委員会(島田茂実行委員長)を組織。現地視察や情報収集などを行いながら編集にあたった。マップには4つの散策コースが紹介され、「中村遺跡」はコースの1つに出てくる。ただ遺跡があったとされる場所にはマンションが建っており、遺跡を忍ばせるものはなく、マップ作成時から碑などの設置が望まれていた。

 設置された説明板は国道16号「東林間入口」交差点を町田方向に10メートルほど入り、新道が谷口郵便局近くまで続く歩道の植栽に設置された。

 同館の稲毛昜子館長は「やっと郷土を知り、誇りにもってもらえる」と安堵。案内板は「郷土の歴史を次世代につなぐ道しるべになると思う」と喜んだ。

 同館では説明板の設置を記念し、文化財保護課の中川真人さんを講師に考古学講座を開催。終了後には「中村遺跡」の説明板が設置された場所まで歩き、当時の様子に思いを馳せた。

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