神奈川総合産業高校(LiSA校/文京)の前嶋季咲さん(3年)が8月22日に行われた第24回高校生ものづくりコンテスト(公益社団法人全国工業高等学校長協会主催)の関東大会化学分析部門で1位を獲得し、11月に行われる全国大会へ初出場する。前嶋さんは3年連続で関東大会に出場している。
同大会の化学分析部門では、2種類の試料水のカルシウム硬度、マグネシウム硬度、全体の硬度を制限時間2時間半の中でそれぞれ測定し、報告書を提出する。数値の正確性や実験中の危険行為がないかで点数を競う。関東大会出場者の1位のみ全国へ出場できる。
前嶋さんは同大会で一昨年は圏外、昨年は3位だったため「今年は絶対に関東大会の壁を越えたい」という思いがあった。今年は序盤に生徒への指示が通らない運営トラブルが発生。前嶋さんはその様子を受け、「無理かもしれない」と諦めそうになったが測定に集中し、諦めの気持ちが吹っ切れ全力を出せたという。「まさか1位になるとは思わなかった」と驚いたそう。全国大会について、「予想外のこともあるが、柔軟に対応し、1位を取りたい」と抱負を語った。
1年生の挑戦
同校からもう一人、高松美寿さん(1年)が県大会で2位、関東大会に出場した。「やり方を覚えるのが精一杯だった」そうだが、前嶋さんは「測定の結果が良く、めきめきと成長しているのが分かる」と高松さんの健闘を称えている。
「研究に憧れて」
2人はもともと研究者や実験に対して憧れがあり、「化学分析では本格的な実験できることが魅力の一つ」と楽しそうに話す。
将来の夢について聞いたところ、前嶋さんは「食品安全管理を扱う民間企業の研究者」に、高松さんは「細胞検査士」になりたいとそれぞれ答えた。
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