天板が落書き帳となるテーブルや座面が芝生のような椅子など、相模大野駅北口のコリドー街に11月21日から24日までユニークなベンチが設置された。
これは相模女子大学生活デザイン学科の学生が企画・制作したもの。「相模大野」のにぎわいづくりの一環として、相模原市から依頼を受けて実施した。
コリドー街のアーケードの柱に設置した本棚、通りが歩行者天国であることを示す「ホコテン」と象ったベンチなど、通行人が留まるように企画された8作品が並んだ。
同学科3年生の高辻凜さんは津久井産材の丸太椅子を考案。「相模原市の約6割が森林。でも相模大野ではあまり馴染みがないので知ってもらうきっかけになればと企画した。何の木かと、興味を持つ人が多く意外でした」と話す。山口紗弥さんはリサイクルショップでもらった椅子に板材を渡したユニークなベンチを設置。「座る人が向き合えるベンチがいいと考えた。誰かが使用していた椅子を使うことでストーリー性が出る」とデザインの狙いを話す。
ピークの1/3
相模大野駅は1日約13万人が利用するターミナル駅である一方、コリドー街の歩行者数は休日で平均約1万人(2020年)。旧伊勢丹相模原店の撤退やコロナ禍の影響により、ピーク時の3分の1に減少している。
南区役所地域振興課の荒田裕一さんは「イベントではなく、日常の中で通行人が留まり、どう賑わいを創っていくのか。効果を検証していき、可能性を探りたい」と期待する。
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