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公開日:2026.10.01

相模原市 生物の声、AIで捉える 木もれびの森で実証実験

  • 大野台8丁目に設置された機器。上部が収音マイク

    大野台8丁目に設置された機器。上部が収音マイク

 相模原市はこのほど、南区の住宅地に位置する平地林「木もれびの森」で、総合建設会社の(株)奥村組(本社/大阪市)と音声AIを活用した生物多様性モニタリングの実証実験を開始した。期間は2027年3月までを予定している。

 実験には豊島区の企業が開発したシステムを使用。環境音を録音し、鳥類や哺乳類、昆虫類などの鳴き声からAIが種類を推定する。最大のメリットは早朝や夜間を含めた24時間継続観測が自動で行える点で、人手による調査では捉えにくかった生き物の生息状況や活動時間を効率的に調査できる。市はAI判定の正確性や実用性の水準もあわせて検証していく。

 奥村組はモニタリングの省力化という課題解決に向け、技術の実用性を検証。収集したデータは保全施策の効果検証や環境調査の効率化への活用が見込まれている。

 また市は、身近な自然に生きる生物を知ってもらうことで市民の生物多様性や森づくりへの関心を高め、調査の担い手不足解消や若い世代の参加促進にも繋げたい考えだ。取得したデータは希少種保護に配慮した公表方法を検討のうえ、28年度に予定する「相模原市水とみどりの基本計画・生物多様性戦略」改定のための材料として活用することも見据えている。

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