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公開日:2026.10.22

東海大相模中吹奏楽部 県勢29年ぶり全国へ マーチング 東関東代表に

  • 全国出場を喜ぶ東海大学付属相模高等学校中等部吹奏楽部のメンバー

    全国出場を喜ぶ東海大学付属相模高等学校中等部吹奏楽部のメンバー

 東海大学付属相模高等学校中等部(南区相南)の吹奏楽部が10月4日に小田原市で行われた「第32回東関東マーチングコンテスト」で金賞を受賞し、初めて全国大会出場を決めた。東関東大会では千葉県の学校が強豪とされており、長らく「全国枠」を席巻していたが今回、同校が選出されたことで、神奈川県勢としては29年ぶりの出場に。同部は「全国でも金賞を目指す」と意気込む。

金6校から

 マーチングは座奏による一般的な吹奏楽と異なり、隊列を作り歩きながら演奏をする。演奏だけでなく、隊列の美しさや動きの統一性も評価される。

 45年の歴史がある同部は11年前の2015年からマーチングも取り入れ、21年に初めて東関東大会に出場した。ただ、これまで金賞は受賞するものの、その中から選ばれる「代表」には届かない状況が続いていた。今回、東関東大会は11校が出場し、金賞は6校。その中から4校が代表に選ばれた。神奈川県内の中学校としては1997年の大会に小田原市の公立中学校が代表に選ばれて以来となる。

 部員数は53人(1年16人、2年23人、3年14人)。大会での演奏曲は「水の旅人」「民衆を導く自由の女神」「アトランティス」の3曲をつなげたもの。

2年に引っ張らす

 「言葉に表すことができないうれしさ」。部長の古賀結衣さん(3年)は、代表が決まった瞬間を振り返る。同部では「圧倒的1位」「人生で最高の6分間」をスローガンに掲げ7月から大会への準備を開始した。一方、マネジメントも工夫した。顧問の古田土彬宏教諭によると、この大会は例年、2年生にリーダーシップを取らせている。「3年生は何も言わなくても最後なので頑張る。2年生を引っ張り出せるかが鍵」とその理由を話す。古賀さんも「自分も昨年の経験が生きた。だから今回はいかに2年生が頑張るか、その環境を作ることに力を入れた」と振り返る。

 大会当日、リハーサルで、それまで合っていなかった音が不思議と合ったという。「すごくいい音がして、鳥肌がたった。いけると思った」と古賀さん。表彰式で「飛び跳ねたい」思いはあったが「そういった雰囲気でなく」と笑顔。一方、バスの中で中継を見ながら結果を知った部員たちは「大変なことになっていたようです」と笑う。

11月、大阪で

 通常は音楽室や教室で練習をするが、マーチングは広いスペースを必要とするため、体育館やグラウンドで行う。ただ、体育館は基本的に運動部が使用しており、グラウンドも他の部の利用で空いている場所はない。そのため大会にむけ、外部の体育館を借り、練習を重ねてきた。今後もその状況は続き11月に大阪府で行われる全国大会までにマーチングの練習をできる機会は「3回くらい」。古賀さんは「1回、1回を大切に。私たちには金賞しか見えていない。やりまくる」と力強く話した。

 一般社団法人全日本吹奏楽連盟主催による第39回全日本マーチングコンテストは11月21日(土)、大阪城ホールで行われる。

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