城山地域周辺の文化芸術活動の交流拠点となる「城山文化ホール(もみじホール城山)」が4月1日、緑区久保沢2―26―2(城山保健福祉センター燐)にオープンした。運営は、城山SS共同企業体。地域住民の30年来の念願だった文化施設の完成に、さらなる文化振興の発展を期待する声が上がっている。
もみじホール城山は、敷地面積2646・05平方メートル、延べ床面積1395・99平方メートルの鉄筋コンクリート2階建て。298人収容の多目的ホールは、約104平方メートル(間口12・5m、高さ5・5m、奥行6m)の舞台を備え、段差のある観客席は、出し入れできる可動収納型。フラットなスペースとしても利用できるため、様々用途での利用が可能だ。その他、通路を活かした約30mのギャラリー(無料)、2つの楽屋、リハーサル室、男女トイレ、80台分収容可能な駐車場を完備している。
また、世界3大ピアノの1つに数えられるドイツ製のベヒシュタインのグランドピアノを設置。市内には杜のホール橋本、グリーンホール相模大野にスタインウェイ、相模湖交流センターにベーセンドルファーがすでに備えられているため、市内の公的施設に3大ピアノが全て揃った形だ。3つ全てが存在する自治体は全国でも珍しいという。
4月1日には加山市長や関係者が参加する中、記念式典を開催。市内在住の若手音楽家や地元中学校、城山文化協会などが演奏や演技を披露して、オープンに花を添えた。市では「地域の豊かな文化振興に寄与できるよう親しまれ、多くの人に利用して頂けるような施設にしていきたい」と話している。
第4月曜日休館で、利用時間は午前9時から午後10時(利用がない場合午後6時)。料金や施設に関する問合せは、同ホール【電話】042・783・5295。
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