津久井高校ボート部の山口健太さん(3年、内郷中)が、6月8日から11日まで熊本県で行われた全日本Jr.ボート選手権大会で見事初優勝に輝いた。春の全国選抜大会に続き、2冠を達成。昨年に続き、U-19日本代表にも選ばれ、8月14日からブルガリアで開催される世界Jr.ボート選手権への出場を確実にした。
第10回の記念大会となった今大会。全国から予選を勝ち抜いた選手に加え、強豪韓国からの招待選手2人を含め、総勢78人が参加した。山口さんは予選、準決勝を圧倒的な強さでトップ通過。決勝は、千m付近までは3位だったものの、千五百m付近でトップにたつと、一気に差を広げ、2千m・7分20秒47の好タイムで優勝。2位の韓国選手に1秒18(5・4m)差、日本人2位の選手には、10秒(45m)差をつける大差で初優勝を飾った。山口さんは「昨年は4位。絶対優勝をしたいと思っていたので嬉しいです」と声を弾ませた。
高校からボートを本格的に始めた山口さんは、県新人戦に優勝するなど1年生の時から活躍。昨年は、同選手権大会で4位入賞を果たし、メンバーのほとんどが大学生や高校3年生で構成されるU-19日本代表に唯一2年生ながら選ばれ、イギリスで行われた世界Jr.選手権に出場。将来を嘱望される選手として注目を集めている。
今大会終了後もそのまま熊本に残り、17日まで日本代表の強化合宿に参加。ロンドン五輪代表の武田大作・浦和重選手ら国内トップ選手との合同練習を行った。
津久井高校ボート部顧問で、全日本Jr.チームのコーチも務める菅原裕教諭は「昨年の世界Jr.経験者として、今大会は優勝が至上命題だった。その通りの結果になって嬉しい。今回破った韓国の選手は昨秋のアジア選手権で負けた選手なので、勝利の価値も倍増です。世界Jr.では、日本チームのリーダーとして頑張ってもらいたい」と期待を寄せている。
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