神奈川県中学校選抜剣道大会個人戦で優勝し、全国大会に出場する 白須 鉄也さん 相模原市立旭中学校 2年生
目標は兄 そして日本一
○…7月7日に大和市で行なわれた神奈川県中学校選抜剣道大会・個人戦で、2年生ながら、上級生の猛者を次々と破り優勝。8月18日から埼玉県越谷で開催される全国大会への切符をつかんだ。予選となる市大会で優勝し、相模原代表として挑んだ今大会。得意の面を武器に次々と勝ち上がり、準決勝で優勝候補と激突。自信の身上でもある”攻めの剣道”が冴え、面、小手で2本を先取して圧勝した。決勝でもきれいな面を決め、初出場ながら見事優勝に輝いた。「先生や仲間といった多くの人に支えてもらい、今回優勝ができました。全国大会では、結果にこだわらず自分の力を全て出し切りたい」と、しっかりした口調で話す。
○…4歳離れたお兄さんは、名門・東海大相模の剣道部でレギュラーを務める。そんなお兄さんとお父さんの影響で小学1年生の時に剣道を始めた。「最初は練習がきつく、剣道が嫌でしたが、2年生の時、市の大会で優勝してから剣道が大好きになりました」。以降は、市の様々な大会で優勝するトップ選手に成長。現在は部活の他、週3回は道場に通う剣道漬けの日々を過ごしている。「優しいお兄さんは僕の憧れで、誇りでもあります。少しでも近づけるよう頑張りたいです」
○…剣道を離れると友達と話したり、ふざけたりするのが大好きな中学生。スポーツ万能で、体育の時間が楽しみの一つ。「友達、特に剣道部の仲間は、学年に関係なく、皆仲が良く、誇れる仲間ですね」とあどけない笑顔をみせる。
○…選抜優勝という肩書を引っ提げて臨んだ7月末の県総体個人戦では、準決勝で敗れ惜しくも3位に。明後日から始まる全国大会は、各地の強豪と手合わせできるだけでなく、総体の雪辱を晴らすという目標も新たに加わった。「全国のトップ選手の実力を知ることができるので、今まで以上に練習を頑張って、日本一を目標に頑張っていきたい」と目を輝かせた。