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吉野在住建築家 千以上の大工道具を収集 「多くの人に見て欲しい」

文化

掲載号:2015年5月28日号

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乱菊・千代鶴を手にする佐々木好己さん
乱菊・千代鶴を手にする佐々木好己さん

 吉野在住の建築家・佐々木好己さん(58)は、趣味で大工道具1000点以上を収集している。中でも鉋(かんな)は、幻の品と呼ばれる「乱菊・千代鶴」など、200点以上所有。佐々木さんは「これだけの種類や数を集めている人は数少ないと思います。将来的には多くの人に展示する機会を設けたい」と話す。

 藤野地区(吉野509)で、親子2代に渡り工務店を経営する佐々木さん。高校卒業後、すぐ大工の世界に入り、約40年間昔ながらの木造工法にこだわって地元を中心に数多くの建築を施工してきた。

 「道具には昔からかなりこだわりがあった」と説明する佐々木さん。5年ほど前から本格的に大工道具を集め始めた。そのきっかけは、父親も所有していた幻の鉋と呼ばれる「千代鶴」を所有したいと思ったことから。知人の伝手をたどり、珍しい大工道具を取り扱う店を探し回ったという。

 そうした中、大工道具には色々な種類があり、昔から好きだった法隆寺など日本伝統の建築物の仕事には、優れた道具が使用されていたことを知ったことで、道具を集め歩く活動を開始。「凝り性なのですかね」と語る通り5年余りで鉋、鋸(のこぎり)、のみ、墨壺、砥石、きりなど収集品は1000種類以上にも膨らんだ。中でもきっかけとなった鉋は200種類以上も所有。一枚鉋、二枚鉋、長台鉋をはじめ、10万円近い価値を持つ「千代鶴」のような希少鉋や槍鉋、手のひらサイズのミニ鉋など珍しい鉋も部屋には数多く並ぶ。佐々木さんは「道具は大工の原点。これだけの量と種類を個人的に所有している人は珍しいと思います。興味のある人はいつでも見に来て下さい。将来的には展示会なども開催できれば良いですね」と話す。

 詳しい問い合わせは、佐々木工務店【電話】042・687・2900へ。

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