8月26日に三ツ沢公園陸上競技場で行われた「ジュニアオリンピック陸上競技大会神奈川県予選」女子中学生B(2年生)100mハードルで、相原中学校2年生の関口美桜(みお)さんが、14秒24という好タイムで見事優勝を飾り、10月に行われる全国大会への切符を掴んだ。関口さんは「全国大会では決勝に残り、悔いのないレースをしたい」と話す。
7月に行われた「全日本中学校陸上競技選手権大会県予選」で、予選通過設定記録の14秒80を上まわる、14秒76という結果を残し全国大会へ出場した関口さん。8月19日から熊本で行われた全国大会では、記録が伸びず、予選敗退に終わっていた。そこから、1週間という短い間隔で臨んだ今回のジュニアオリンピック県予選だったが、「優勝も嬉しいが、正直こんな良いタイムが出るとは思わなかった」と振り返る記録で優勝した。
関口さんは、体格に恵まれているわけではないが、陸上選手として、足の回転の速さは天性のものがある。昨年のジュニアオリンピック全国大会にも、100mC(1年生)で出場していた。相原中では、短距離選手の体力強化を目的に、ハードルを日頃の練習から取り入れている。その練習の様子をみた、陸上部顧問の大金真一郎教諭が「短距離種目より全国で戦える可能性が高い」と判断し、今年に入り100mハードルに転向した。「まだ、転向後5カ月足らずですので、技術的に荒削りな部分がありますが、スプリント能力は高いので成長の可能性が高く、将来が楽しみです」と、金子教諭は話す。
「13秒台で優勝を」
ジュニアオリンピックの全国大会は、10月27日から29日まで神奈川日産スタジアムで行われる。今年は同大会に、市内からは1人だけの出場となるので、周囲からも大きな期待が寄せられる。今回予選で記録した14秒24というタイムは、昨年の同大会であれば、全国2位にあたる。関口さんは「全国大会では最低決勝に残り、少しでも上の順位を目指したいと思います。タイムは13秒台を狙いたいですね」と大会へ向けての抱負を話した。
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