津久井地域鳥獣等被害対策協議会(石井達也会長)は12月5日、ドローンを利用したニホンザルの追い払いに関する実証実験を三井1490番地周辺で行った。
相模原市では、サルによる被害が深刻で、2016年は農作物被害が約410万円、生活被害が99件寄せられている。今回の実験では、超音波発信機及び野生動物の鳴き声を流すスピーカーを搭載した「小型無人機ドローン」を様々な場所から飛行させ、サルの追い払いに効果があるかを検証した。こういった取り組みを行うのは、県内では初めてのこと。
実験の効果は、超音波発信機ではドローン飛行中に群れが深い藪に潜み、飛行後に急激に移動したことから超音波を嫌っていたと推測できた結果となった。
犬や鷹などの野生生物の鳴き声では、サルの群れを移動させ追い払う効果があった。市は飛行物体としてのドローンに怯えたのか、鳴き声に怯えたのかは、今後さらに検証が必要との分析を示した。
同協議会では「さらにサルの群れや詳しい生息状況を把握する意味でも、今後も実験を続けていきたい」と話した。
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