さがみはら緑区版 掲載号:2018年6月21日号 エリアトップへ

市立小中学校 授業数増で夏休み短縮へ 要領改訂受け来年度から

教育

掲載号:2018年6月21日号

  • LINE
  • hatena

 市立小中学校で2019年度から、夏休みが1週間短縮されることとなった。学習指導要領の改訂による授業時間の増加に伴う措置で、中村昌治市議(自民党相模原)の6月定例会議での代表質問に野村謙一教育長が答え、明らかにした。市教育委員会(市教委)では授業数の確保と授業内容の定着へ向け期待を寄せる一方、学校教職員など教育現場からは、職員負担の面で一部懐疑的な声も上がっている。

 市教委によると、市立小中学校の夏休み期間は現行7月21日から8月31日までだが、19年度からは7日間短縮され期間が8月24日までとなる。

 期間短縮の背景には、国の「ゆとり教育」の見直しに向けた学習指導要領の改訂がある。小学校では20年度から新学習指導要領が適用され、子どもの豊かな心や健やかな体を育成しようと道徳教育や体験活動の充実が推進される。加えて英語を通じた主体的なコミュニケーション能力などを培うため、小学校中学年で「外国語活動」、高学年で「外国語科」が導入されるなど小学校で英語教育を導入・拡充。これに伴い、授業時間が年間で35時間増加することとなる。中学校については学習指導要領の前回改訂時(08年度)に同様の時間数が増加していた。

 こうした中、市では16年度から夏休み期間の短縮に向けた協議を開始。増加した授業数を平日の授業時間に割増すか、夏休みなど休日に充てるかは各自治体や学校で独自に定めることができるとされている中、本市では児童や生徒、教員の負担軽減や、授業内容の着実な定着をめざし夏休み期間の短縮で対応することとした。市教委によると、夏休み期間が改訂されるのは1960年の学校管理運営規則で「7月21日から8月31日」と定められて以降初めてという。

 今回の夏休み期間短縮の決定を受け、教育現場からも様々な声があがっている。市立小学校の教諭は、「職員の間では、やむを得ないしこれがベターな形という思い。学校単位で職員の負担軽減を対策しないといけない」と話した。一方で、市立中学校に勤める教諭からは、「授業の増加は現状を考えたら必要かもしれないが、増やすことで学力が上がるかは分からない。教員の多忙化が騒がれる中でさらに負担になるのではないか」といった懐疑的な意見も挙げられた。小学生の子を持つ市内30代の母親は「共働き世帯が多いので、夏休みが短縮されれば家庭の負担が減る。親にとっては良いのでは」と話した。

さがみはら緑区版のトップニュース最新6

職員の資質向上に一役

保育者ステップアップ研修

職員の資質向上に一役 教育

人手不足、多忙に懸念も

8月15日号

「生きる力を得て欲しい」

上野原西光寺小澤宗道住職

「生きる力を得て欲しい」 文化

8冊目の愛語集を発行

8月15日号

次戦は元世界王者と

ボクシング中谷潤人選手

次戦は元世界王者と スポーツ

強豪相手に「KOでアピール」

8月8日号

相模湖でテストキャンプ

カナダボートチーム

相模湖でテストキャンプ スポーツ

「両国でより深い交流を」

8月8日号

公立の意地 初の4強

県相野球部

公立の意地 初の4強 スポーツ

昨年覇者横浜破る大金星

8月1日号

利用者アート、一堂に並ぶ

牧野くりのみ学園

利用者アート、一堂に並ぶ 文化

家具店「BC工房」で作品展

8月1日号

本大会さながら、市内熱狂

五輪自転車ロードレース

本大会さながら、市内熱狂 スポーツ

ボランティアも運営支援

7月25日号

あっとほーむデスク

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

  • 6月22日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2019年8月15日号

お問い合わせ

外部リンク