神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

神奈川県猟友会津久井支部長として鳥獣被害軽減に努める 平本 稔さん 三ヶ木在住 76歳

公開:2018年7月5日

  • X
  • LINE
  • hatena

鳥獣駆除で地域貢献

 ○…野生鳥獣の保護、有害鳥獣の駆除、自然環境の保全などを目的として活動する神奈川県猟友会。創立70周年を迎えた同会は県内53支部で構成され、その中で約200人と、最多の会員が所属する津久井支部の支部長を務める。同支部は14班に分かれ、自身は三ヶ木班に所属。今でも10人の仲間と定期的に狩猟に出掛けている。「三ヶ木地区は猪に加え、最近鹿の被害も目立ちます。生態系の変化により、山から餌を求め降りてきているのですね」と説明する。

 ○…猟友会には、地域の先輩に誘われ1963年に入会した。「昔は駆除という側面よりも、野鳥などを仕留め食べるための狩猟が多かった」と振り返るが、80年代頃から猪を中心とした被害が増え、駆除的要素が強い活動に変化していった。それに伴い、狩猟方法の主流も銃から罠での捕獲に移行。三ヶ木班では年に7〜10頭の猪を捕獲する。「被害が多い状況が続いていましたが、ここ数年は減少傾向にあります。少しは狩猟の効果があるのかもしれませんね」

 ○…津久井生まれの津久井育ち。三太共和国大統領、津久井銃砲安全協会会長などの重職を担ってきたほか、現在も防犯指導員、子ども見守り隊など幅広く活躍する。「津久井は自然、人ともに素晴らしい地域。これからも地元に貢献できる活動が出来れば」と力強い。

 ○…会の大きな課題の一つは後継者問題。会員の多くは60代以上だ。活動がボランティアということに加えて、会員として活動するには、銃の所持許可や鳥獣駆除に対する罠を設置できる免許などが必要なことも、会員減少の要因となっている。「活動を維持していくためには、行政の支援が不可欠です。鳥獣被害は依然多いので、体が動く限りは狩猟を続けていきたいですね」と話した。

さがみはら緑区版の人物風土記最新6

椎橋 薫さん

緑区長に4月1日に就任した

椎橋 薫さん

中央区在住 57歳

4月18日

金成 保廣さん

第14代相模原北警察署の署長に3月19日付で就任した

金成 保廣さん

相模原市在住 59歳

4月11日

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月4日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

3月28日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

若手落語家として活躍する

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月21日

中本 茂美さん

ソレイユさがみで「お父さんのための読み聞かせ講座」の講師を務める

中本 茂美さん

南区在住 72歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook