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八王子 教育

公開日:2026.03.05

学園都市・八王子を襲う少子化 私学中高のトップに聞く【5】
進学校が挑む、主体の学び
帝京大学中学校・高等学校

  • 市川 伸一 校長

    市川 伸一 校長

  • 進学校が挑む、主体の学び (写真2)

 -「少子化」への危機感は。

 全国的に少子化が進む中、受験者数の微減傾向はここ十数年続いており、このままだといずれ重篤な事態を招くと危惧しています。

 -どんな対策を講じている?

 教育内容の質を向上させ、学校としての魅力を高めることが、現状を打破すると考えます。

 本校は帝京大学のグループ校ですが、帝京大に進学する生徒はほとんどいません。皆、自分のレベルに合った更なる高みの大学に進学します。実際に約4割が早慶などの大学へ進学し、昨年は東大合格者も3人輩出しました。この20年で進学校としての地位を確立してきた自負があります。また進学実績だけでなく、文化祭や修学旅行といった学生ならではの経験を通じ、人間力を育成することにも重点を置いています。この両輪が本校の特徴です。

 ただ、本校の学力にはまだ伸びしろがあると考えています。かつてはやみくもな暗記や長時間の猛勉強が点数に直結するとされてきました。しかし、それでは学校生活の充実が難しく、生徒のみならず教師までもが疲弊してしまいます。

 私は7年前に本校へ着任する前、東京大学で教育心理学を専門に教えていました。ですので、本校の生徒たちには特別授業を通じて「英単語は丸暗記ではなく覚え方のコツを学ぼう」「なぜ間違えたのかを深く考えよう」といった主体的な学びの大切さを伝えています。こうしたアプローチこそが教育の質を引き上げ、学習意欲の向上につながるはずです。

 -読者にメッセージを。

 少子化に対し、各校が切磋琢磨し工夫し合うこと自体が、日本の教育全体の質的向上に寄与すると信じています。受験生や保護者の皆様も、各校の努力をしっかり見極め、自身の成長につながる学校を選んでほしいと願っています。

 -ありがとうございました。

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