城山地区青少年健全育成協議会(高野良彦会長)は11月18日、市立広陵小学校の体育館で「本物にふれよう、本物を感じよう〜城山に太郎冠者(かじゃ)・次郎冠者がやってくる〜」を開催した。
当日は167人が来場する中、野村万蔵家一門など一流の狂言師が「柿山伏(かきやまぶし)」と「附子(ぶす)」という狂言を披露した。青少年向けということで、演題の前に狂言の説明や質問を受けつけるコーナーも設けられ、出演者は丁寧に子どもたちからの問いかけに答えていた。狂言後には地元で活躍する「若葉台囃子連」も出演。熱のこもった踊りに、来場者は見入っていた。
高野会長は「子どもたちが本物を直接観て、聴いて、感じることは情操がより豊かに大きく広がっていき、子どもの健全育成につながっていくと思う」と話した。