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さがみはら緑区 スポーツ

公開日:2019.08.29

スタイル貫き上位へ
富澤清太郎キャプテン

  • インタビューを受ける富澤キャプテン=22日、ノジマフットボールパーク

 昨年から、メンバーの3分の2が入れ替わったSC。三浦新監督のもと、「新生SC」として、前半20節を戦い抜いた。

 J3リーグは現在、8位から13位までが同じ勝ち点で並ぶ団子状態。SCは13位で、混戦からなかなか抜け出せずにいる。今季新加入し、キャプテンを任されている富澤清太郎(37)は、「攻守の完成度がまだまだで、それが結果に表れている」と冷静に振り返る。

 今季SCが掲げるのは、ボールを保持しながら相手ゴールを脅かす「ポゼッションサッカー」。それを体現したのが第5節、アウェーのロアッソ熊本戦。「ボールを持つだけでなく相手を崩し、守備の面でも何度も奪い返してゴールにつなげられた。結果、力あるチームに完勝できた」。一方で、悔しい敗戦も喫した。自分たちのスタイルが徐々に浸透しはじめていた第8節のAC長野パルセイロ戦。得意のポゼッションが封じられ、守備の緩さも目立ち、内容で圧倒された。「必要なのはチームとして攻守両面を意識すること。人間は、何かに自信がつくと何かを忘れがちになるもの。でも、めざすスタイルは明確に提示されているので、心を真ん中に置いて冷静にやっていきたい」と話す。

 上位をめざす上で今後のキーパーソンにMF梶山幹太(21)、MF上米良柊人(23)、MF川上エドオジョン智慧(21)ら若手選手を挙げた。「強いチームは皆がキャプテンシーを持っているもの。年上が多い中で未来をつくる彼らに『引っ張っていくぞ』という自覚が芽生えればチームは変わるはず」と期待を寄せる。自身はキャプテンとして約20年のキャリアで培った豊富な経験や考えを基に「その都度チームの状況に応じて『正しい』と思ったことを実践していきたい」と決意を示す。

 再開後の初戦はカターレ富山。第1節は0対0で引き分けた。「富山はGKからボールを丁寧に動かすという印象だった。映像を分析して準備を整えたい」と意気込む。

 例年に比べ、力が拮抗している今季のJ3。上位浮上のため、「最終節まで一戦一戦集中して戦い抜くことが大切。サポーターの皆さんにも一緒になって戦っていただき、いい結果を残したい」と力強く口にした。

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