8月22日から26日まで東京辰巳国際水泳場で行われた第42回「全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」(日本水泳連盟主催)の200m個人メドレー種目で、相模原ドルフィンクラブ(橋本)に所属する風間陽太(ひなた)さん(12)=日大三中学校1年=が銅メダルを獲得した。風間さんは初めての表彰台に、「上位に入る自信はあった。ベストタイムも更新できてよかった」と感想を述べた。
この大会は毎年春と夏に行われ、18歳以下の高校生までの男女が、10歳以下・11〜12歳、13〜14歳、15〜16歳の年齢区分と、18歳以下チャンピオンシップに分かれて各種目を競う全国規模の大会。同連盟に登録された公式・公認競技で所定の標準記録を突破することで参加できる。
春夏通じて5回目の出場となった風間さん。今回は200m個人メドレーのほか、50mと100mのバタフライ、4×50mのフリーリレーとメドレーリレーの計5種目に挑み、「自己ベストタイムを出して、決勝に残る。一日何種目でも頑張りたい」という大会前の意気込みそのままに八面六臂の活躍を見せた。
中でも今回、「メダルを取りたい」と臨んだのが200m個人メドレー。バタフライ・背泳ぎ・平泳ぎ・クロールの順に50mずつ泳ぐ競技で総合的な実力が問われる種目だ。
11〜12歳の同種目には48人がエントリー。5組に分かれて行った予選で風間さんは自己ベストを記録し全体3位で決勝に進んだ。そして、「予選で自信がついた。この調子でもっと上げていこう」と手ごたえを持って臨んだ決勝。前半、得意のバタフライで上位をキープすると、苦手とする平泳ぎでも粘りを見せ、自己ベストをさらに更新する泳ぎで3位に食い込んだ。
「自己ベストも出せて、良い結果だった」と風間さん。一方で、「1位は一つ年下の選手。もっと頑張らないと」と悔しさものぞかせた。同クラブで風間さんを指導する村上大コーチは、「前回春の大会でもそれなりに泳げていたが、もっと力をつけて夏を戦おうと話していた。本人もよく練習してしっかり戦えたので結果が付いてきた」と教え子を称えた。
試合前日に好物のからあげを「たらふく食べた」と少しはにかむ風間さん。水泳を始めたのは小学校入学前。ぜんそくの対策として同クラブに入会したのが最初という。その後、小学3年で選手コースに昇級。現在は中学校とクラブ双方で練習に励んでいる。風間さんは「平泳ぎを速くして、全国優勝できるように頑張りたい」と今後の抱負を述べ、村上コーチは、「総合的にもっと力を付けて、中学生のうちは基本をつくり、将来的には得意な種目で戦えるようになってほしい」と期待を込めた。
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