中国湖北省の武漢市を中心に流行している新型コロナウイルス肺炎について相模原市は1月30日、友好都市を結んでいる中国・無錫市に支援物資として、医療用のサージカルマスク1万枚と防護服セット(N95マスク、防護ガウン、ゴーグル、手袋など)220セットを発送した。
市によると、無錫市より1月29日にメールで医療物資の支援要請があったという。内容は「市をあげて感染防止と治療に取り組んでいるが、医療物資が不足しているため、友好都市から医療物資の支援を受けたい」というものだった。市は早急に対応、市の備蓄品の一部を30日に発送した。市親善交流課の担当者は「無錫市においては、懸命な感染症への対策が進められていますが、本市から、僅かではありますが医療物資を送らせていただき、少しでもお役に立てていただければ幸いです」と話している。
無錫市は中国江蘇省の東南部、上海から128Kmの距離の長江デルタ地区の中心に位置し、常住人口は約657万人。1985年に市と友好都市を締結、教育や文化など幅広い分野で交流を続けている。市によると30日の時点で無錫市では10人の患者が確認されていたという。
また県では感染対策を呼びかけるとともに、25日から新型コロナウイルス肺炎専用ダイヤルを設置した。番号は【電話】045・285・0536、受付時間は平日午前8時30分から午後5時15分、土日休日は午前10時から午後4時。
詳細は県のホームページで確認を。