神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

先ごろ発足した「JAXA宇宙科学研究所と夢を創る会」の発起人代表を務める 茅 明夫さん 中央区淵野辺在住 70歳

公開:2020年10月8日

  • X
  • LINE
  • hatena

「はやぶさが景色を変えた」

 ○…地域住民がJAXAとの交流をさらに深め、応援する気持ちを表現できる場の創設を目的に、「JAXA宇宙科学研究所と夢を創る会」の設立に尽力し、発起人の代表に。これまでにも設立への機運はあったが、昨年暮れにJAXAの教授から期待の声を受けたのが後押しとなった。

 ○…約30年前、淵野辺のまちづくりを行政と模索する中、1989年にJAXA相模原キャンパスが開設。これを機に当時の淵野辺駅北口の商店街・淵野辺商店連合会が「銀河をかけるまちふちのべ」を掲げ、通りに冬の星座を名付けるなど宇宙をテーマにまちづくりを展開した。その中で2010年、全国で小惑星探査機はやぶさの感動の地球帰還により全国で「はやぶさブーム」に。乗りかかる形で、はやぶさグルメやグッズのPRに成功した淵野辺はメディアから「宇宙に一番近い町」として取り上げられ、その名を轟かせた。「はやぶさが景色を変えた。この10年の淵野辺はすごく面白かった」と感慨深く振り返る。

 ○…生まれも育ちも淵野辺。淵野辺小、大野北中、厚木高校から中央大学理工学部へ。人間工学を専攻しその道を志すも父親が病に伏したため、家業を継いだ。家族は妻、長男、長女に孫が1人。孫には1カ月に1度しか会えないが、携帯の待ち受け画面にし、その日を心待ちにしている。

 ○…さまざまなイベントの火付け役だが、「面白がって一緒に取り組んでくれた人たちのおかげ」と感謝を忘れない。会の初ミッションははやぶさ2帰還の盛り上げ。パブリックビューイングの開催など、地域を、住民を巻き込んだ催しに想像をめぐらせると、「今後10年も楽しみだな」とニヤリ。宇宙を通じた、まちづくりへのアイデアは無限に広がっている。
 

さがみはら緑区版の人物風土記最新6

原 幸治さん

橋本図書館の館長を4月1日から務める

原 幸治さん

中央区在住 56歳

4月25日

椎橋 薫さん

緑区長に4月1日に就任した

椎橋 薫さん

中央区在住 57歳

4月18日

金成 保廣さん

第14代相模原北警察署の署長に3月19日付で就任した

金成 保廣さん

相模原市在住 59歳

4月11日

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月4日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

3月28日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

若手落語家として活躍する

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月21日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook