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公共施設学べるゲーム 市と大学生がコラボ制作

社会

公開:2021年4月1日

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ゲームを楽しむ本村市長とさがまち学生Clubのメンバー=3月25日撮影
ゲームを楽しむ本村市長とさがまち学生Clubのメンバー=3月25日撮影

 市とさがまち学生Clu bが共同でこのほど、「公共施設マネジメント学習ゲーム『こうきょうっ!』」を制作した。

 さがまち学生Clu bは(公社)相模原・町田大学地域コンソーシアムに所属する団体で、市内大学に通う大学生で構成されている。市は同団体に若い世代をターゲットとして、都市経営の視点から公共施設を有効に利活用する「公共施設マネジメント」の周知啓発を依頼。同団体が昨年度に行った「学生アイデアプレゼン大会」での意見を踏まえて、カードゲームの共同制作を決定した。

 このゲームは市の公共施設が描かれた「公共施設カード」と相模原に関連のある「アイテムカード」、公共施設の運営手法が記された「マネジメントカード」を使い、市が抱える課題を解決に導くための方法を考える。「より良い・より面白い」アイデアを考え、支持を集めたプレーヤーが勝者となる。

 カードは全部で128枚あり、そのうちの108枚の絵札のデザインや説明文は全て同団体が担当。市役所や市の花であるあじさいなど、相模原に所縁のあるイラストがあしらわれているものもある。

「考えるきっかけに」

 カードの制作を担当した同団体の小畑宥季さん、石崎知佐さん、宮澤日奈子さん、赤池愛悠さんが3月25日、市役所を訪問し本村賢太郎市長に報告を行った。

 報告前日にようやく出来上がったカードゲームを手に、石崎さんは「約1年かけ、頑張って完成させた。コロナ禍、市の職員の方とオンラインで6時間ほど会議を重ねたこともあった」と苦労を振り返り、赤池さんは「デザインや説明文も、納得がいくまで考えて作った。実物を手に取って、遊んでほしい」と笑顔で話した。

 報告会では本村市長と模擬プレーも行い、人口減少という社会問題について、活発な意見を出し合った。本村市長は「子どもから大人まで楽しめる。このゲームを通して、施設について考えるきっかけになってほしい」と期待した。このカードゲームは今後、イベントや市内の小中学校の学習授業などで活用される予定。

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