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さがみはら緑区 社会

公開日:2022.04.14

稲の多年草化栽培を学ぶ
約90人参加 集会で理解深める

  • 稲の多年草化について力説する小川さん

  • 会場はほぼ満席となった



 第1回稲の多年草化栽培全国集会が4月9日、相模原市民会館で開催された。当日は、農家や多年草化に興味のある市民ら約90人が第一大会議室に集まった。





 集会では、市内中央区田名の田んぼで稲の多年草化に成功し栽培している小川誠さんが、自身の経験談や思いを語った。通常の稲作は、毎年種を蒔き、苗を育て、田植えをして収穫するというサイクルを1年を通して繰り返す。しかし、小川さんの田んぼでは、収穫したあとの稲の株が冬を越し、翌年の春に発芽し、実をつけて収穫できているという。小川さんは、耕さないで作物を育てる不耕起栽培や、冬場に田んぼに水を入れておく冬期湛水稲作について話し、「多年草化栽培は田植えをしない、草取りもしない、肥料も与えない自然にまかせっきりの米作り」と市民でも簡単にできる方法だと強調した。





 その後は、福島大学の教授で土壌生態学者の金子信博さんの講演、多年草化栽培に取り組んでいる人の報告などを聞き、参加者は知識を深めた。





 集会の最後に小川さんは「これから多年草化栽培にチャレンジしようという思いになってもらえたなら非常にありがたい」と話した。

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