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さがみはら緑区 社会

公開日:2022.10.20

交通弱者にも楽しみを
バス窓.comが新サービス

  • 「人生の楽しみのお手伝いができれば」と徳久社長

 「交通弱者にも平等に人生を楽しむ機会を提供したい」

 橋本台に本社を構える株式会社バス窓.com(バスマドコム/徳久浩代表取締役)は、相模原市内から羽田空港へ1人6980円(有料道路代込、税込)で行ける乗合タクシー「ハイヤー空港便」のサービスをこのほどスタートさせた。

 バス窓コムは1997年に開業したバス事業者。現在は貸切バスの運行や民間救急搬送サービスなどを提供している。今回のハイヤー空港便は、徳久代表が以前から構想していた企画。相模原市の推計によると、市内の高齢化率は2030年に約30%になり、緑区はそれ以上と予測される。「相模原市内、特に津久井地域の高齢者の割合が増えると聞いて、何かできないかと考えた」と振り返る。「津久井地域の人が羽田から帰省、旅行に行くとなると、まず橋本駅に出てからになる。片道だけで交通費がかさんでしまうし、さらに、重い荷物を持って乗り換えるのは高齢者にとっては大変。孫に会ったり旅行に出かけたりする人生の楽しみを、住む地域で制限されることなく、平等に機会を提供できないか。交通業界に携わるものとして考えた」と徳久社長は続ける。

 交通弱者の要望に応えるために、ドアtoドアのサービスにこだわり、必要な免許などを取得。今年6月に許可が下りて事業がスタートした。「タクシーの低料金プランもあるが、乗合いにすることでさらに低料金を実現できた」と話す。

 ハイヤー空港便は6人の乗車が可能。市内から空港へ向かう複数の利用者を集約して、各戸を順番に回った後に空港へ向かうというもの(その逆もあり)。年中無休で毎時00分に運行、1日24本を運行する。相模原市内ならどこから乗車しても羽田空港まで6980円(深夜は+1000円、障害者は1000円引)。さらに、同条件で成田空港行は1万5980円(有料道路代込、税込)となる。徳久社長は「特に交通弱者と言われる方や地域の方にぜひ利用してもらえれば。人生の楽しみをお手伝いできれば」と話している。

 詳細、問い合わせは同社【フリーダイヤル】0120・818・005。

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