戻る

さがみはら緑区 文化

公開日:2023.02.16

地元をレペゼン 「相模原から全国へ」
ラッパー兼モデルとして活躍するARIさん

  • 楽曲はYou Tubeの「P-BOY RECORDS」チャンネルから視聴可能。「チャンネル登録、宜しくお願いします」とARIさん

 ヒップホップクルー『PーBOY RECORDS』の一員として楽曲制作、ライブ活動を続けながら、Webで復活した『メンズエッグ』の専属モデルとして活躍する緑区太井出身のARI(アリー/本名・近藤アリー)さん。新曲のリリースが近づいているARIさんに活動への思いを聞いた。

 ARIさんは橋本生まれ、太井育ちの26歳。パキスタン人の父、日本人の母のもとで育った。中野小、中野中、津久井高校に通った根っからの「相模原人」だ。高校卒業後に静岡県や千葉県で過ごした時期があるが、今も相模原を拠点に活動している。

 モデルを目指したきっかけは中学時代。ファッション雑誌を見て「自分もいつかはこうなりたい」とモデルに憧れるように。雑誌の休刊が相次ぐなかで昨年10月、メンズエッグが復活することを知ると、オーディションに応募。専属モデルに選ばれた。

苦い経験を糧に

 一方のラップは、約3年前から活動をスタート。同じクルーのBunny Hop(バニーホップ)さんに「一緒にやろう」と誘われた。「そこまでヒップホップに興味があったわけではなかった」と言うARIさんだったが、Bunny Hopさんのソロライブを見て心を動かされた。「彼はオリジナル曲をやっていて『すげぇ』と思った。そして、地元の町田をレペゼン(※)してやってるのがすごくカッコよくて。俺も相模原をレペゼンして歌いたいと思った」と話す。

 しかし、その後の初ライブは、「観客の前で歌って緊張して、しかも歌詞が飛んだ」と苦い経験に。「3回くらいそれが続いて辞めたいと思ったけど、この試練を乗り越えたら、今より強くなれると信じてやり続けた」と振り返る。猛練習を重ねた結果、「ライブが楽しくなっていった」と笑顔を見せる。

良い曲届けたい

 昨年、ソロ曲『相模の大統領』を動画サイトで発表。そのMVの舞台は橋本や津久井で、一部で話題になった。さらに、川尻八幡宮で初開催された城フェスにも登場。「呼んでもらえてうれしかった。リリック(歌詞)も地元の事を言っているし、みんながノッてくれていた。『応援してるよ』って声をかけられて、頑張らなくちゃって思いましたね」と話す。

 春に向けて新曲の発表を控えるほか、今年は色々な地元のイベントにも出演する予定という。「まずは良い曲を作って届けたい。自分の声で人を元気にさせられるような曲を作りたい」と意欲を燃やす。そして、「日本武道館やドームでライブができるようになって全国で活躍したい。そのために、モデルもラップも頑張っていきたい」と大きな夢を描く。

 ※…ヒップホップ用語で「代表する」「象徴する」の意

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

さがみはら緑区 ローカルニュースの新着記事

さがみはら緑区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS