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青い鳥 「3月11日 忘れてはいけない」 4年ぶり ふれあいの館で布ぞうり市

社会

公開:2023年3月9日

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販売する布ぞうりを手に、イベントの来場を呼び掛ける青い鳥のメンバー(右から2番目が前川代表)
販売する布ぞうりを手に、イベントの来場を呼び掛ける青い鳥のメンバー(右から2番目が前川代表)

 福祉と環境を考えるボランティアグループ青い鳥(前川好子代表)は3月11日(土)、3・11メモリアルイベント「布ぞうり&手作り市」を鳥居原ふれあいの館(鳥屋1674)で開催する。午前9時から午後3時まで。

 新型コロナウイルス感染症の影響で2019年以来、4年ぶりとなる同イベント。当日は、500足以上の布ぞうり、着物をリメイクして作ったバッグ、小物などを販売する。収益金は東日本大震災の被災地である福島県の支援金として現地に送る。前川代表は「3月11日は忘れてはいけない日。ぜひ足を運んでいただき皆様のお気持ちをお預かりできれば」と話す。

「他人事ではない」

 青い鳥は06年に設立。福島県いわき市を拠点に活動する市民団体の特定非営利活動法人ザ・ピープルの活動を知った前川さんが「こんな団体を作りたい」と設立の参考にした。以後、交流を重ねてきたが、11年に大震災が発生。電話が繋がらない中、前川さんがその日、唯一連絡が取れたのがザ・ピープルだった。「大丈夫だと聞いて安心したのと、メールならやりとりができると確認した」。その後、現地からの連絡を受けてメンバーが必要な物資を買い揃え現地に送るなど支援を行った。数カ月後に現地に足を運んだ際には、港にできたゴミの山を見てあぜんとなったという。そのような経験から、現在も復興支援を続けている青い鳥。前川代表は、「支援はないに越したことはないと思う。でも、私たちもいつ、どこでどうなってしまうかわからない。決して他人事ではなくて、支え合っていくことが大切だと思う」

塩害の畑で育てた綿で作ったランプシェード。メンバーも制作に協力し現地に送った。鎮魂祭で使われたという
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