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公開日:2023.05.18
まちのコイン
地域と通貨でつながる
市がアプリの運用開始
相模原市は5月10日、電子地域通貨サービス「まちのコイン」の運用を開始した。SDGsの「自分ごと化」や市民と地域の店舗・団体とのつながりの醸成などが目的。事業を担う市みんなのSDGs推進課は「一人ひとりがSDGsに向け行動を起こすきっかけとなれば」と期待する。
同サービスは株式会社カヤックが提供する無料のスマートフォンアプリで、「ひと・まち・地球にうれしい体験」を通じて地域でつながりを構築することを目指すもの。ユーザーが加盟スポットの設定するミッションをクリアすると「まちのコイン」を獲得し、さまざまな体験や特典などと交換することができる。
名称は「すもー」
市で使われる通貨の名称は「すもー」。同課は「相模原に『住もう』という呼びかけと、『相模』という漢字が『相撲』に似ていることから」と由来を説明する。
事業の導入にあたっては大野南中学校(南区)の生徒の提言がきっかけの1つとなった。同校2年生の生徒らが総合的な学習の時間を使い、地域活性化に役立つ取り組みについてグループに分かれて企画を発表した。その中で「まちのコイン」の活用を提案したグループが同課に連絡し、「市の魅力の周知や交流のきっかけに」とプレゼンテーション。同課は他の自治体の取り組み事例なども参考にして検討を重ね、運用に踏み切った。
5月13日時点で86の店舗や団体が加盟スポットとして登録しており、個性豊かなミッションを設定してユーザーの注目を集めている。例えば▽青果店に雨天の日に来店すると100コインもらえる▽市役所に設置された「さがみはらSDGs推進自販機」で購入すると100コインもらえる▽子ども食堂の手伝いをすると500コインもらえる--など、体験の内容はさまざまだ。
中華料理店の勝来軒(中央区)は「麻婆豆腐を作る際に余ったラー油を100コインで受け取れる」という体験を提供し、「新しいつながりが築け、フードロスの削減にもなると思い登録した。もっと広まってほしい」と話す。
同課は「デジタルに苦手意識を持つ事業主なども多い」と課題を挙げ、「申請は簡単にできる上、アプリ内のマップにスポットが表示されてPRにもなる。多くのお店や団体に登録してもらえたら」と呼びかける。
6月7日に説明会
同課は6月7日(水)、午後3時からと7時から、エコパークさがみはら(中央区)の2階学習室で加盟スポット向け説明会を開催する。予約不要で対象は「市内に拠点がある店舗や事業者」または「市内で活動する団体」。サービスの特徴や利用方法などの詳しい説明が受けられる。
詳細、問い合わせは同課【電話】042・769・9224。
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