さがみはら緑区 文化
公開日：2024.01.04
｢ガザ｣を伝え続ける
上條さん、イベントで語る
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来場者の質問に答える上條さん
パレスチナの子どもたちに絵や造形作品の指導を行う「パレスチナのハート アートプロジェクト」が主催、12月下旬にユニコムプラザさがみはら（南区）で行われた「ＳＴＯＰ ｔｈｅ Ｗａｒ 壁の中の子どもたち展」は大きな話題を呼んだ。会期中の21日には上條陽子代表（美術家）と福山茂さん（フクヤマ画廊）による「ガザの紛争から考える」と題したギャラリートークが実施され、１９９９年から13年に難民キャンプを訪れた際の写真や動画を流しながら、現地の環境やそこで暮らす子どもたちの様子を説明。その後、現在の紛争について、それぞれの想いを述べた。来場者から「子どもたちはどんな絵を好んだ」「戦争を終わらせるには」などの質問がされると、「初めてだから何でも楽しく描いていた」「ハマスが諦めないと被害がどんどん増える。一刻も早く終わりにしてほしい」など返答していた。終了後、上條さんは「展示できた作品はごく一部。それでも大勢の方が関心を持ってくれたようで良かった。これからも私が見てきたガザを伝え、子どもたちの人権を考え続けていく」と語った。
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