さがみはら緑区 社会
公開日:2025.06.25
市の魅力 外国人が海外に発信
インバウンド狙い アンバサダーを任命
相模原市は外国人観光客を呼び込むインバウンド施策の一つとして、外国人インフルエンサーに市の魅力を発掘、発信してもらう「外国人アンバサダー事業」を7月から試行的に実施する。それに先駆け、6月中旬には二人の外国人をアンバサダーに任命した。
この事業は、外国人観光客を相模原市に今以上に呼び込むために、日本に住む外国人の目線で海外へ向けて市の魅力をPRするもの。市観光政策課の担当者は「日本人が思う市の魅力と外国人が感じる市の魅力には、違う部分があるかもしれない。日本人が気付かない魅力を外国人の目線で発信してもらいたい」と事業の意図を説明する。
SNSに英語で
アンバサダーに任命されたのは、相模原ビジネス公務員専門学校(中央区)に通うアンポラド・レマールさん(2年/フィリピン出身)とネパリ・サムジャナさん(1年/ネパール出身)。2人は同校の観光学科で学んでいる。
レマールさんは、母親が日本で生活していることもあり、日本に親近感を持っていたことから来日。旅行が好きなことや動画サイトで日本の魅力を発信していた経験があったことから、アンバサダーの話に「ぜひやってみたい」と応募した。レマールさんは「高尾山の頂上から観覧車が見えてその時から相模湖が気になっている。一度見に行ってみたい」と話す。
一方のサムジャナさんは、友人の兄が日本で自動車の勉強をしていたことから、日本文化やアニメの話を聞くうちに日本に興味を持ち留学を決めた。これまでに相模原の観光経験はないと言い、「いろいろな場所を知りたい。特に神社や湖を見てみたい。ネパールや世界中にいる友達に相模原の魅力を紹介してみたい」と話す。
二人は夏と秋に予定しているモニターツアーに参加し、レマールさんはFacebook、サムジャナさんはTikTokを使い英語で情報を発信する。ネマールさんは「アンバサダーとして自分の気持ちをきちんと伝えられるように頑張りたい」、サムジャナさんは「写真をたくさん撮って動画を作り、海外の人に見てもらえるように頑張りたい」と意気込む。
市は今回の事業で課題などを抽出し、将来的にインフルエンサーを公募し、諸外国に市の魅力を発信する事業の本格実施を目指す。
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